看護師を辞めたいと感じる瞬間15選|場面別の対処法

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「もう辞めたい」「今日が限界かも」——看護師として働いていると、そう感じる瞬間が突然やってくることがあります。仕事のミス、人間関係のトラブル、夜勤の疲れ、患者さんやご家族とのやり取り、心と体の不調。辞めたいと思う瞬間は、多くの看護師が経験しているものです。

この記事では、看護師が「辞めたい」と感じやすい瞬間を3つの場面に分けて15個紹介し、それぞれの瞬間にできる対処法をまとめました。今感じているつらさは、あなただけのものではありません。原因を整理して、次の一歩を考えていきましょう。辞めたい理由を全体から整理したい人は看護師が病院を辞めたいと感じる理由TOP10と対処法もあわせてどうぞ。

この記事でわかること
  • 業務・労働環境で辞めたくなる瞬間と対処法
  • 人間関係で辞めたくなる瞬間と対処法
  • 心と体の限界のサインと、すぐに休むべき状態
  • 辞めたい気持ちを整理する手順
  • 配属変更・休職・転職の選び方
編集部ゆい

「辞めたい」と思うのは、弱いからじゃないよ。心と体が「何か変えたほうがいい」と教えてくれているサインなんだ。

目次

業務・労働環境で辞めたくなる瞬間(1〜5)

1. 休憩が取れず、トイレも我慢する日が続いたとき

ナースコールや急な処置で、休憩時間が消えていく日は珍しくありません。労働基準法では、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えることが定められています。対処法:休憩が取れない状況が続いているなら、記録をつけて師長に相談しましょう。個人の努力ではなく、人員配置や業務分担の問題です。

2. 残業が当たり前になっているとき

記録や申し送りで毎日残業が続くと、心身の疲れがたまっていきます。対処法:残業の時間を記録し、記録の効率化や業務の分担を相談します。改善しない場合は、残業の少ない職場への異動や転職も選択肢です。

3. シフトの希望がほとんど通らないとき

夜勤回数の偏り、希望休が取れない、連休がもらえない状態が続くと、職場への信頼が崩れていきます。対処法:希望を出す時期や方法を確認し、どうしても必要な休みは早めに理由を添えて伝えましょう。長期休暇の取り方は看護師が長期休暇を取る方法も参考になります。

4. 重症の患者さんの対応が連日続いたとき

受け持ちが重症の患者さんばかりで、急変対応や処置に追われる日が続くと、心身ともに疲れ切ってしまいます。対処法:受け持ちの調整を相談し、1人で抱えないようにします。急性期の負担が続く場合は急性期病棟がきつい人の特徴と次のキャリアの選び方も参考にしてください。

5. 夜勤明けに家事や育児をしなければならないとき

夜勤明けで体は限界なのに、帰宅後に家事や子どもの世話が待っていると、「自分の時間がまったくない」と感じます。対処法:家族と家事の分担を見直す、夜勤の回数を減らす、夜勤免除の制度を使うなど、働き方を見直しましょう。

人間関係で辞めたくなる瞬間(6〜10)

6. 先輩に理不尽に怒られたとき

ミスでもないことで叱責されたり、機嫌で態度が変わる先輩に振り回されたりすると、「もう無理」と感じます。対処法:指摘の内容と言い方を分けて受け止め、理不尽な言動が続く場合は記録して師長に相談します。くわしくはお局看護師との付き合い方で紹介しています。

7. 陰口や派閥に巻き込まれたとき

陰口、派閥同士の対立、特定のスタッフへの情報共有外しなどに巻き込まれると、出勤すること自体が憂うつになります。対処法:どちらにも同じ態度で接し、業務の情報は記録で確認します。立ち回り方は看護師の派閥に巻き込まれない立ち回り方を参考にしてください。

8. 医師から高圧的な態度を取られたとき

一方的な指示や、看護師の専門性を軽視するような対応をされると、やりがいを失いそうになります。対処法:報告は事実と数値で簡潔に伝え、威圧的な言動が続く場合は上司や相談窓口に相談しましょう。

9. 患者さんやご家族からクレームを受けたとき

理不尽なクレームを受けたり、自分の対応を責められたりすると、「何のために働いているのだろう」と虚しくなります。対処法:1人で対応せず、すぐに上司に報告してチームで対応します。自分を責めすぎないことも大切です。

10. 同期が次々と辞めていくとき

同期が1人、また1人と辞めていくと、「自分も辞めるべきなのか」と気持ちが揺らぎます。対処法:周りに合わせて決めるのではなく、自分のつらさの原因と、続ける理由・辞める理由を整理してから判断しましょう。

編集部ゆい

ここからは、心と体の限界のサイン。当てはまるものが続いているなら、「辞めるかどうか」より先に「休むこと」を考えてね。

心と体の限界で辞めたくなる瞬間(11〜15)

11. 出勤前に吐き気や動悸がするとき

出勤の準備をしていると吐き気や動悸が起きるのは、心と体が「行きたくない」とサインを出している状態です。対処法:産業医や心療内科に早めに相談しましょう。

12. 夜眠れない・休日も気が休まらないとき

仕事のことが頭から離れず、夜中に何度も目が覚める状態が続くと、回復が追いつかなくなります。対処法:睡眠の問題が2週間以上続く場合は受診を検討しましょう。

13. 涙が止まらなくなったとき

通勤中やロッカールームで、急に涙が出てくる瞬間があるなら、心の限界が近づいているサインです。対処法:信頼できる人に話し、休みを取ることを優先しましょう。

14. 食欲がない・体重が落ちたとき

食事がおいしく感じられない、体重が落ちていくといった体の変化は、心の不調のサインであることがあります。対処法:医療機関を受診し、必要であれば休職も検討しましょう。

15. 「死にたい」「消えたい」と思うとき

こうした思いが頭をよぎるようになったら、決して1人で抱え込まず、すぐに医療機関(心療内科・精神科)を受診してください。職場や家族に話しにくい場合は、電話やSNSで匿名で相談できる公的な窓口もあります。あなたの命と心は、何よりも大切です。

注意:11〜15が続いているときは、まず休む心と体のサインが出ているときは、原因の分析や転職先探しより先に、受診と休養を優先してください。くわしくは看護師のメンタルが限界の時|うつ・適応障害の対処法を参考にしてください。

辞めたいと感じたときにすること

  • つらさの内容を書き出すどの瞬間に、何がつらかったのかを書き出し、原因を整理します。
  • 信頼できる人に話す同期、家族、友人など、1人で抱え込まないようにします。
  • 休暇を取って心と体を休める判断は、少し休んで冷静になってからにします。
  • 職場で相談する師長や産業医に、受け持ちや勤務の調整、異動を相談します。
  • それでもつらければ環境を変える配属変更・休職・転職を、状況に合わせて検討します。

原因別・取るべき行動の目安

主な原因まず試したいこと改善しないとき
業務量・残業・休憩業務分担や受け持ちの調整を相談する忙しさの少ない部署・職場への異動や転職
夜勤・シフト夜勤回数の調整、夜勤免除の制度を確認する夜勤のない職場への転職
人間関係関わり方を変える、記録して相談する異動、または人間関係を重視した職場への転職
心と体の不調受診と休養を最優先にする休職、回復後に働き方を見直す

夜勤がつらい人は夜勤なしで働ける看護師の職場8選、休職中の収入については加入している健康保険の傷病手当金の制度を確認しておきましょう。

環境を変えたいと思ったら

転職を考える場合は、今の職場で何がつらかったかを整理し、次の職場で同じことが起きないよう情報を集めることが大切です。転職サイトの担当者に「今の職場で消耗している」と率直に伝えると、人間関係や残業の実態まで確認して紹介してもらえます。

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よくある質問

辞めたい気持ちが続くとき、最初にすべきことは?
まずは原因を書き出して整理することです。次に、信頼できる人に話す、産業医に相談するなど、1人で抱え込まずに行動しましょう。心身の不調が続く場合は、医療機関の受診も検討してください。
1年目で辞めたら次の転職に響きますか?
短期離職はマイナスの印象になることもありますが、看護師では珍しいことではありません。理由を前向きに伝え、教育体制のある職場を選べば、採用される職場は十分にあります。
辞める前に試すべき選択肢はありますか?
配属変更、夜勤回数の調整、休職、職場の相談窓口の利用などがあります。職場の中で改善できる余地があるかを確認してから転職を判断すると、後悔が少なくなります。
辞めたいと思うのは甘えですか?
甘えではありません。看護の仕事は心と体への負担が大きく、辞めたいと感じるのは自然なことです。大切なのは、その気持ちを無視せず、原因に合った行動をとることです。
辞めたいけれど、今すぐは辞められない事情があります。
奨学金の返還や生活費など、すぐに辞められない事情がある人も多いです。その場合は、受け持ちや夜勤の調整、異動の相談など、今の職場でできる負担軽減から始めましょう。同時に、辞める時期の目安を決めて準備を進めると、気持ちが少し楽になることもあります。
辞めたいと上司に伝えたら引き止められそうです。
引き止められることはよくあります。退職の意思が固まっている場合は、理由を簡潔に伝え、退職日の希望をはっきり伝えることが大切です。伝え方は退職の伝え方の記事も参考にしてください。
まとめ
  • 「辞めたい」と感じる瞬間は、多くの看護師が経験する自然な感情
  • 業務・人間関係・心と体のどの場面で感じたかによって、取るべき行動が変わる
  • 心と体の限界のサインが続くときは、受診と休養を最優先にする
  • まずは原因を書き出し、職場で相談できることを試す
  • 改善しなければ、配属変更・休職・転職など環境を変える選択肢がある
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この記事を書いた人

公的データと公開情報をもとに、看護師の転職・働き方の情報を整理してお届けしています。

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