看護師のダブルライセンスの取り方|期間・受験資格で比べる8資格

「ダブルライセンスを取りたいけど、どうやって取ればいい?」「働きながら目指せる資格はどれ?」——看護師が取れる資格には、学校に1年以上通う必要があるもの、実務経験を積んでから試験を受けるもの、講座を受けて目指せるものなど、取り方に大きな違いがあります。この記事では看護師が目指しやすい8つの資格の取得ルート、期間、受験資格、働きながら目指せるか、取得後の更新を比較してまとめました。目的別におすすめの資格を知りたい人は、看護師のダブルライセンスおすすめ資格9選|キャリア・年収別も参考にしてください。
- ダブルライセンスの取り方の3つのタイプ
- 8資格の取得ルート・受験資格・更新の比較
- 資格ごとの取り方と注意点
- 働きながら目指すときの計画の立て方
- 費用の考え方と職場の支援制度
ゆい資格を選ぶときは「何を取るか」と同じくらい「どうやって取るか」が大事だよ。今の生活で続けられるかを先に確認しようね。
ダブルライセンスの取り方の3つのタイプ
| タイプ | 主な資格 | 特徴 |
|---|---|---|
| 学校・大学院で学ぶ | 保健師、助産師、専門看護師 | 学ぶ期間が長く、休職や退職が必要になることが多い |
| 実務経験を積んで試験・研修を受ける | ケアマネジャー、認定看護師、特定行為研修 | 看護師としての経験が受験や受講の条件になる |
| 試験や講座で目指す | 第一種衛生管理者、産業カウンセラー | 比較的、働きながら目指しやすい |
8資格の取得ルートの比較
| 資格 | 種類 | 取得ルート | 働きながら | 更新 |
|---|---|---|---|---|
| 保健師 | 国家資格 | 指定の学校・養成所で1年以上学び、国家試験に合格 | 難しい | なし |
| 助産師 | 国家資格 | 指定の学校・養成所で1年以上学び、国家試験に合格 | 難しい | なし |
| ケアマネジャー | 公的資格 | 実務経験を満たして試験に合格し、実務研修を修了 | 目指しやすい | あり(5年ごと) |
| 認定看護師 | 日本看護協会の資格 | 実務経験を満たして教育課程を修了し、認定審査に合格 | 職場の支援しだい | あり(5年ごと) |
| 専門看護師 | 日本看護協会の資格 | 看護系大学院の修士課程を修了し、条件を満たして認定審査に合格 | 難しい | あり |
| 特定行為研修 | 厚生労働省指定の研修 | 指定研修機関で研修を修了 | e-ラーニングなどで目指せる場合がある | なし |
| 第一種衛生管理者 | 国家資格 | 学歴と労働衛生の実務経験を満たして試験に合格 | 目指しやすい | なし |
| 産業カウンセラー | 民間資格 | 養成講座を修了するなどして試験に合格 | 目指しやすい | 協会の規定による |
※受験資格や制度は変更されることがあります。最新の条件は、各資格の公式情報で確認してください。
資格ごとの取り方と注意点
1. 保健師
保健師の国家試験を受けるには、指定の学校や養成所で1年以上学ぶ必要があります。大学で保健師課程を履修していない看護師は、養成所や大学の編入学などを検討します。行政で働く場合は、自治体の採用試験にも合格する必要があります。
2. 助産師
助産師も、指定の学校や養成所で1年以上学び、国家試験に合格する必要があります。助産師になれるのは女性のみです。分娩介助の実習があるため、学んでいる間の働き方の計画が欠かせません。
3. ケアマネジャー(介護支援専門員)
看護師などの資格にもとづく業務の実務経験が通算5年以上かつ900日以上あると、介護支援専門員実務研修受講試験を受けられます。合格後に実務研修を修了して登録し、資格は5年ごとに更新が必要です。
ゆいケアマネは、今の仕事を続けながら受験の準備を進められるのがよいところ。試験は年1回だから、日程は早めに確認してね。
4. 認定看護師
実務経験が通算5年以上、そのうち3年以上は認定看護分野の経験が必要です。教育機関で教育課程を修了し、日本看護協会の認定審査に合格すると認定されます。これから目指す人は、特定行為研修を含むB課程が中心です。資格は5年ごとに更新します。
5. 専門看護師
看護系大学院の修士課程で専門看護師の教育課程を修了し、実務経験などの条件を満たしたうえで、日本看護協会の認定審査を受けます。大学院で学ぶ期間が必要なため、仕事との両立や進学の計画を早めに立てることが大切です。
6. 特定行為研修
医師の手順書にもとづいて、特定行為(38行為)を行うための研修です。資格ではなく研修ですが、修了することで実践できる範囲が広がるため、キャリアアップの選択肢として検討する看護師が増えています。研修機関によって、受講できる区分や学び方が違います。
7. 第一種衛生管理者
職場の労働衛生を管理する国家資格です。受験には、最終学歴に応じた労働衛生の実務経験が必要です。企業で働く看護師を目指す人が、働きながら取得を目指すことがあります。
8. 産業カウンセラー
日本産業カウンセラー協会が認定する民間資格です。養成講座を修了するなどして試験を受けます。働く人のメンタルヘルスの支援に関わりたい看護師が、講座で学びながら目指すことがあります。
働きながら目指すときの計画の立て方
- 取得後の働き方を決める「企業で働きたい」「在宅の分野で相談の仕事をしたい」など、資格を使ってどう働くかを先に決めます。
- 受験資格を満たす時期を確認する実務経験の年数や、試験・募集の時期から逆算します。
- 学ぶ期間の働き方を決める勤務を続けるか、時短や休職、退職をするかを考えます。
- 職場や家族に相談する勤務の調整や、家事・育児の分担を早めに話し合います。
費用の考え方と職場の支援制度
| 考えておきたい費用 | 内容 |
|---|---|
| 学費・受講料 | 入学金、授業料、研修や講座の受講料 |
| 受験料・登録料 | 試験の受験料、合格後の登録や更新の費用 |
| 教材・通学 | 教材費、通学の交通費 |
| 収入の変化 | 休職や勤務時間を減らす場合の給与の減少 |
ダブルライセンスの取り方に関するよくある質問
働きながら取りやすい資格はどれですか?
保健師と助産師の両方を取ることはできますか?
経験が浅くても目指せる資格はありますか?
資格を取れば年収は上がりますか?
- ダブルライセンスの取り方は、学校で学ぶ・実務経験を積んで試験や研修を受ける・試験や講座で目指す、の3タイプ
- 保健師と助産師は、指定の学校で1年以上学び、国家試験に合格する必要がある
- ケアマネジャーや認定看護師は実務経験が条件で、取得後も5年ごとの更新がある
- 第一種衛生管理者や産業カウンセラーは、比較的働きながら目指しやすい
- 取得後の働き方から逆算し、費用・勤務・支援制度の条件を確認して計画する