看護助手の目標管理シート例文|業務別の個人目標
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「看護助手も目標管理シートを書くように言われたけど、何を書けばいいの?」「看護師さんの目標例文は、自分の仕事に合わない…」——看護助手(看護補助者)は、看護師と協力して患者さんの療養生活を支える大切な仕事です。ただ、目標の立て方の情報は看護師向けのものが多く、迷う人も多いでしょう。この記事では看護助手の目標管理シートの書き方と、業務別・経験年数別の個人目標の例文、記入例、自己評価コメント例をまとめました。
この記事でわかること
- 看護助手の目標を立てるときの考え方
- 環境整備・物品管理の目標例文
- 患者さんの身の回りの援助・安全に関する目標例文
- 感染対策・チーム連携・接遇の目標例文
- 経験年数別の目標と、目標管理シートの記入例・自己評価例
ゆい看護助手さんの目標は「毎日の仕事をもっと確実に、もっと安全に」がベース。自分の担当業務から考えると書きやすいよ。
目次
看護助手の目標を立てるときの考え方
自分の担当業務の範囲で考える
看護助手は、看護師の指示のもとで、患者さんの身の回りの援助や環境整備、物品の管理などを担当します。採血や注射などの医療行為は行いません。そのため、目標も自分が担当している業務の中で「何をどう良くするか」を考えることが基本です。
注意:担当できる業務は病院ごとに決まっている看護助手が担当する業務の範囲は、病院の規程や看護部の方針で決められています。目標を立てる前に、自分の担当業務の範囲を確認し、範囲を超える内容を目標にしないようにしましょう。
「確実さ」「安全」「連携」「接遇」の4つの軸
| 軸 | 目標のテーマの例 |
|---|---|
| 確実さ | 環境整備・物品補充・搬送などを、手順どおりに漏れなく行う |
| 安全 | 転倒・転落を防ぐ環境づくり、移動や入浴の介助での事故防止 |
| 連携 | 看護師への報告・連絡・相談、申し送り、他の看護助手との協力 |
| 接遇 | 患者さん・家族への言葉づかい、声かけ、プライバシーへの配慮 |
ポイント:「期限」と「確認できる基準」を入れる「丁寧に仕事をする」だけでは、期末に達成できたか判断できません。「〇月までに」「チェックリストで毎日確認する」「漏れを月0件にする」など、確認できる基準を入れましょう。
【環境整備・物品管理】看護助手の目標例文
- ベッド周りの環境整備を、病棟の手順どおりに毎日実施し、上半期末までに看護師からの指摘をなくす。
- 処置室・リネン庫の物品補充をチェックリストに沿って行い、物品切れによる業務の中断を月0件にする。
- 使用期限のある物品を月1回点検し、期限切れの物品を置かない状態を維持する。
- 車いす・ストレッチャーの清掃と点検を週1回行い、不具合を見つけたらその日のうちに報告する。
- リネン交換の手順を見直し、〇月までに1床あたりの作業時間を短縮する方法を1つ提案する。
【患者さんの身の回りの援助・安全】の目標例文
- 移動・移乗の介助で、ベッドや車いすのブレーキ確認を毎回行い、介助中の転倒・転落を年間0件にする。
- 食事の配膳・下膳で、患者さんの名前と食事内容(治療食など)の確認を毎回行い、配膳間違いを0件にする。
- 入浴・清拭の介助中に、皮膚の赤みやいつもと違う様子に気づいたら、すぐに看護師へ報告する。
- ナースコールに気づいたら、看護師と役割を分担してすみやかに対応し、患者さんを待たせる時間を減らす。
- 検査や他部署への搬送で、患者さんの名前・行き先・持ち物を出発前に確認することを徹底する。
ゆい看護助手さんは患者さんのそばにいる時間が長いから、「いつもと違う」に最初に気づけることも多いの。気づいたことを伝えるのは、立派な目標になるよ。
【感染対策】の目標例文
- 手指衛生のタイミングを理解し、患者さんに触れる前後の手指消毒を毎回実施する。
- 病棟の感染対策マニュアルを〇月までに読み直し、汚物処理や使用済みリネンの扱いを手順どおりに行う。
- 院内の感染対策研修に年1回以上参加し、学んだことを日々の業務で実践する。
【チーム連携・報告】の目標例文
- 患者さんの様子で気になることがあったら、自分で判断せずにすぐ看護師へ報告する。
- 業務の開始時に、その日の担当看護師と優先して行う業務を確認する。
- 他の看護助手と業務の進み具合を声かけで共有し、手が空いたときは協力する。
- 自分が担当した業務の終了を、看護師に一言報告することを習慣にする。
【接遇】の目標例文
- 患者さんに援助を行う前に、必ず名前を呼んで声をかけ、何をするかを説明する。
- カーテンを閉める、声の大きさに気をつけるなど、プライバシーに配慮した援助を行う。
- 家族から質問を受けたときは、自分で答えられない内容は看護師につなぐ。
経験年数別|看護助手の目標の考え方
| 段階 | 目標の軸 | 例(ざっくり) |
|---|---|---|
| 入職〜1年目 | 担当業務を手順どおりに確実に行う | 環境整備・物品補充の手順を覚える/迷ったら看護師に確認 |
| 2〜3年目 | 効率と安全の工夫 | 業務の段取りを工夫/転倒防止の気づきを報告 |
| 経験者(4年目〜) | 後輩への指導・業務改善 | 新人看護助手への手順の指導/チェックリストの見直し |
看護助手の目標管理シート記入例(完成版)
入職1年目の記入例
目標上半期末までに、担当する環境整備と物品補充を病棟の手順どおりに1人で漏れなく行えるようになる。
具体的な行動計画①環境整備と物品補充の手順をチェックリストにして毎日確認する②わからないことはその場で看護師や先輩の看護助手に確認する③業務が終わったら担当看護師に報告する。
評価の視点チェックリストの実施状況/物品切れや整備漏れの件数/報告の実施状況。
具体的な行動計画①環境整備と物品補充の手順をチェックリストにして毎日確認する②わからないことはその場で看護師や先輩の看護助手に確認する③業務が終わったら担当看護師に報告する。
評価の視点チェックリストの実施状況/物品切れや整備漏れの件数/報告の実施状況。
2〜3年目の記入例
目標年度内に、移動・移乗や入浴の介助での事故を0件にし、患者さんの様子の変化に気づいたときに看護師へすぐ報告できるようになる。
具体的な行動計画①介助の前にブレーキや周囲の安全を毎回確認する②皮膚の状態や表情など、気づいたことをその場で看護師に伝える③転倒につながりそうな環境に気づいたら、ミーティングで共有する。
評価の視点介助中の事故件数/看護師への報告の実施状況/環境改善の提案件数。
具体的な行動計画①介助の前にブレーキや周囲の安全を毎回確認する②皮膚の状態や表情など、気づいたことをその場で看護師に伝える③転倒につながりそうな環境に気づいたら、ミーティングで共有する。
評価の視点介助中の事故件数/看護師への報告の実施状況/環境改善の提案件数。
経験者(後輩指導を担う)の記入例
目標年度内に、新しく入職した看護助手が担当業務を1人で行えるよう指導し、業務手順のチェックリストを見直す。
具体的な行動計画①新人看護助手と一緒に業務を行い、手順を説明する②新人がつまずきやすい点をまとめ、チェックリストに反映する③見直したチェックリストを看護師と確認し、病棟で共有する。
評価の視点新人の業務の自立度/チェックリストの見直しと共有の実施状況。
具体的な行動計画①新人看護助手と一緒に業務を行い、手順を説明する②新人がつまずきやすい点をまとめ、チェックリストに反映する③見直したチェックリストを看護師と確認し、病棟で共有する。
評価の視点新人の業務の自立度/チェックリストの見直しと共有の実施状況。
自己評価コメント例
目標を達成できた場合
コメント例環境整備と物品補充の手順をチェックリストにして毎日確認したことで、上半期の後半には物品切れによる業務の中断がなくなりました。わからないことをその場で確認する習慣もつきました。今後は、移動の介助での安全確認をさらに徹底し、転倒防止に貢献したいと考えています。
一部達成できなかった場合
コメント例気づいたことを看護師へ報告する目標は実践できましたが、環境改善の提案は計画していた回数に届きませんでした。忙しい時間帯に気づいたことを忘れてしまったことが原因です。次期は、気づいたことをメモに残し、ミーティングで共有できるようにします。
看護助手の目標管理シートに関するよくある質問
看護助手の目標は、看護師の目標と同じように書けばいいですか?
書き方の型(目標・行動計画・評価の視点)は同じで大丈夫です。ただし内容は、看護助手の担当業務の範囲に合わせて考えましょう。医療行為に関わる内容は目標にしないように注意してください。
パートでも目標管理シートは必要ですか?
病院の人事評価の方針によって異なります。求められた場合は、勤務時間内に担当業務を確実に行うことや、申し送りを漏れなく行うことなど、短時間勤務でも達成できる目標にしましょう。
目標が思いつかないときはどうすればいい?
普段の仕事で「時間がかかっている」「看護師に注意されたことがある」「ヒヤッとしたことがある」業務を思い出してみましょう。そこを改善することが、そのまま目標になります。
数字で書けない目標はどうすればいい?
「毎回確認する」「その日のうちに報告する」「チェックリストで毎日確認する」など、行動の回数やタイミングで書くと、達成できたかを判断しやすくなります。
まとめ
- 看護助手の目標は、自分の担当業務の範囲で「確実さ・安全・連携・接遇」を軸に考える
- 環境整備・物品管理は、チェックリストや件数で確認できる目標にする
- 身の回りの援助では、事故防止と「いつもと違う」ことの報告を目標にする
- 経験年数に応じて、確実さ→効率と安全の工夫→後輩指導・業務改善へと目標を広げる
- 目標管理シートは「目標・行動計画・評価の視点」の3点で書き、期末は根拠と次の課題を添えて自己評価する
看護助手の仕事は、患者さんの療養生活と病棟のチームを支える大切な役割です。自分の担当業務に合った目標づくりの参考にしてください。