看護師転職サイトの非公開求人とは?無料の理由と求人数の見方

「非公開求人多数!」「求人数〇万件以上!」——看護師転職サイトの広告でよく見る言葉ですが、「非公開ってどういうこと?」「本当にいい求人があるの?」「無料なのはなぜ?あとでお金を取られない?」と疑問に思ったことはありませんか。
結論からいうと、非公開求人は「条件が悪いから隠している」のではなく、医療機関の事情で一般には出していない求人です。この記事では、看護師転職サイトの非公開求人のしくみ、無料で使える理由、求人数の数字の見方、非公開求人を上手に紹介してもらうコツを、現役看護師の目線でわかりやすくまとめました。
- 看護師転職サイトの「非公開求人」の意味と、公開されない理由
- 非公開求人に多い求人の傾向
- 看護師が転職サイトを無料で使える理由
- 「求人数」の数字を比べるときの注意点
- 非公開求人を紹介してもらうためのコツ
ゆい私も最初は「非公開ってあやしい…」と思っていたよ。でもしくみを知ったら納得。むしろ条件のいい求人ほど、表に出ていないこともあるんだ。
看護師転職サイトの非公開求人とは?
非公開求人とは、転職サイトのWebページや求人検索には載せず、登録した人に担当者が個別に紹介する求人のことです。ハローワークや病院の公式サイト、一般の求人検索では見つからないため、転職サイトに登録して面談を受けたあとに初めて知ることになります。
「非公開」と聞くと特別な求人をイメージしがちですが、しくみとしては「情報を出す相手を限定している求人」です。条件の良し悪しとは関係なく、医療機関と転職サイトの側にそれぞれ公開しない理由があります。
公開求人と非公開求人の違い
| 公開求人 | 非公開求人 | |
|---|---|---|
| 見られる人 | 誰でも検索して見られる | 登録者に担当者が個別に紹介 |
| 応募の方法 | 自分で応募できることが多い | 担当者を通して応募 |
| 応募の数 | 多くなりやすい | 限られた人だけが応募する |
| 詳しい情報 | 求人票に書かれた範囲 | 職場の雰囲気など、担当者に聞ける場合がある |
非公開求人が公開されない5つの理由
医療機関が求人をあえて公開しないのには、次のような事情があります。
理由1:人気の求人に応募が殺到するのを防ぎたい
日勤のみ、土日休み、給与が高いなど、看護師に人気の条件の求人は、公開するとすぐに応募が集まります。医療機関にとって、たくさんの応募書類を確認して面接を組むのは大きな負担です。そのため、転職サイトに条件に合う人だけを紹介してもらう形をとることがあります。
理由2:今働いている職員に知られたくない
管理職の交代や、特定の部署の退職者の補充など、院内にまだ知らせていない人事に関わる募集は、公開すると職員に動揺が広がるおそれがあります。こうした求人は非公開になりやすいです。
理由3:新しい部署や施設の立ち上げ準備中
新しい病棟やクリニックの開設、訪問看護ステーションの立ち上げなど、正式に発表する前の段階の募集は、競合する医療機関に知られないよう非公開で進めることがあります。
理由4:急いで採用したい・少人数だけ採用したい
急な退職の補充で「1名だけ、すぐに」採用したい場合、公開して広く募集するより、転職サイトに条件の合う人を探してもらうほうが早いこともあります。
理由5:採用の条件を細かく決めている
「ICU経験3年以上」「訪問看護の経験者」など、求める経験がはっきりしている求人は、広く募集しても条件に合う人が少ないため、担当者に候補者を絞ってもらう形がとられやすいです。
ポイント:非公開の理由は「医療機関側の都合」がほとんどです。非公開=条件が悪い、ではありません。ただし、非公開求人がすべて好条件というわけでもないので、中身はしっかり確認しましょう。
看護師の非公開求人に多い求人の傾向
サービスや地域によって違いはありますが、非公開求人には次のような求人が含まれることがあります。
- 日勤のみ・夜勤なしなど、応募が集まりやすい好条件の求人
- 主任・師長候補などの管理職の求人
- 企業看護師、治験コーディネーター(CRC)など、募集の枠が少ない求人
- 美容クリニックや人気の地域の、応募が多くなりやすい求人
- 新規開設する施設・部署のオープニングスタッフ
- 経験年数や専門分野を指定した求人
ゆい企業看護師や日勤だけの職場は、公開されていてもすぐ埋まっちゃうことが多いよ。気になる人は、担当者さんに「出たら教えてください」と先に伝えておくといいよ。
看護師転職サイトが無料で使える理由
「こんなに手厚いサポートなのに、無料なのはなぜ?」と不安になる人もいるでしょう。看護師転職サイトの多くは、採用が決まったときに医療機関から紹介手数料を受け取るしくみで運営されています。そのため、求職者である看護師は、登録から面接の調整、入職まで無料で使えるのが一般的です。
医療機関側にとっても、自分で求人広告を出して応募者を集めるより、条件に合う人を紹介してもらえる利点があります。看護師、医療機関、転職サイトの三者にメリットがあるので、無料で成り立っているのです。
注意:無料で使える代わりに、担当者は採用を決めたいという立場にあります。そのため、応募を急かされたり、希望と少し違う求人を勧められたりすることもあります。決めるのはあくまで自分と考え、納得できない求人ははっきり断りましょう。
「求人数」の数字を比べるときの注意点
転職サイトを選ぶとき、「求人数〇万件」という数字を比べる人は多いと思います。求人数は選ぶ目安のひとつになりますが、数字だけで決めるのはおすすめしません。
注意1:数え方がサービスごとに違う
求人数に非公開求人を含めるか、パートや派遣を含めるか、同じ病院の複数の募集を別々に数えるかなど、数え方はサービスによって異なります。単純に大小を比べても、実際に選べる求人の数を比べていることにはなりません。
注意2:大事なのは「自分の地域・条件の求人数」
全国の合計が多くても、住んでいる地域や希望の職場の求人が少なければ意味がありません。転職サイトの検索画面で、自分の都道府県と希望の働き方(日勤のみ・訪問看護など)で絞り込んだ件数を確認しましょう。
注意3:求人の鮮度も確認する
求人はすでに採用が決まって募集を終えていることもあります。気になる求人があれば、担当者に「まだ募集していますか」と確認するのが確実です。
| チェックすること | 確認の方法 |
|---|---|
| 地域の求人の数 | 検索画面で都道府県・市区町村を指定する |
| 希望の働き方の求人 | 日勤のみ、パート、訪問看護などで絞り込む |
| 非公開求人の有無 | 面談で「非公開の求人もありますか」と聞く |
| 求人の情報の詳しさ | 職場の雰囲気、残業、離職の傾向を聞いて答えてもらえるか |
非公開求人を紹介してもらうための5つのコツ
非公開求人は担当者が「この人に紹介したい」と判断して初めて案内されます。紹介してもらいやすくなるコツを押さえておきましょう。
コツ1:希望条件に優先順位をつけて伝える
「夜勤なしは絶対、年収は400万円以上だとうれしい、通勤は40分まで」のように、絶対に外せない条件とゆずれる条件を分けて伝えると、担当者は求人を探しやすくなります。
コツ2:経験やスキルを具体的に伝える
経験した診療科、年数、リーダー経験、得意な処置などを具体的に伝えると、経験者向けの非公開求人を紹介してもらいやすくなります。職務経歴書を先に作っておくと話がスムーズです。
コツ3:転職したい時期を伝える
非公開求人は急ぎの募集も多いため、「3か月以内に転職したい」など時期が決まっている人のほうが紹介されやすい傾向があります。まだ先の人は、その旨を伝えたうえで情報だけもらう形でも大丈夫です。
コツ4:返信はなるべく早くする
人気の求人はほかの候補者にも紹介されます。紹介を受けたら、応募するかどうかをできるだけ早く返すことで、担当者からの信頼も上がります。
コツ5:2〜3社に登録して比べる
非公開求人はサービスごとに持っている求人が違います。2〜3社に登録すると、紹介される求人の幅が広がり、担当者の対応も比べられます。多すぎると連絡が大変になるので、2〜3社までが目安です。
ゆい「この条件なら紹介したい!」と担当者さんに思ってもらえるように、希望と経験をはっきり伝えるのがいちばんの近道だよ。
非公開求人に応募する前に確認したいこと
非公開求人は情報が限られていることもあるため、応募前に次の点を確認しておくと、入職後の「思っていたのと違う」を防げます。
- 給与の内訳(基本給・夜勤手当・賞与の実績)
- 実際の残業時間と、有給休暇の取りやすさ
- なぜ募集しているのか(増員か、退職者の補充か)
- 職場の人数、年齢層、離職の傾向
- 教育体制や、ブランクがある場合のサポート
注意:担当者から聞いた内容は、面接や見学でも自分の目で確かめましょう。特に給与や休みの条件は、内定時の労働条件通知書などの書面で必ず確認してください。
非公開求人を探せる看護師転職サイト
非公開求人は登録しないと見られないため、まずは無料登録して、自分の地域や希望条件でどんな求人があるかを聞いてみるのがおすすめです。当サイトでは、LINEでも相談しやすいレバウェル看護を紹介しています。登録時に連絡方法や転職時期の希望を伝えておくと、自分のペースで進められます。
※求人の件数・サービス内容は変更される場合があります。最新情報は公式サイトで確認してください。
ほかの転職サイトとも比べたい人は、次の記事を参考にしてください。
看護師の非公開求人に関するよくある質問
非公開求人は登録しないと見られませんか?
非公開求人のほうが給料は高いですか?
転職サイトを使うと、あとで費用を請求されますか?
非公開求人を紹介されたら、必ず応募しないといけませんか?
転職サイトを使うと採用で不利になりませんか?
- 非公開求人は、医療機関の事情で一般に公開せず、登録者に個別に紹介される求人
- 応募の殺到を防ぎたい、職員に知られたくない、急ぎで少人数だけ採用したいなどが公開しない理由
- 看護師が無料で使えるのは、採用が決まると医療機関が紹介手数料を払うしくみだから
- 求人数は数え方がサービスごとに違うので、自分の地域・条件で絞った件数で比べる
- 希望条件の優先順位・経験・転職時期を具体的に伝えると、非公開求人を紹介してもらいやすい
- 応募前には給与の内訳や募集の理由を確認し、条件は書面で確かめる