看護師が楽な職場10選|負担の種類別に選ぶ働き方

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「もう少し楽に働ける職場に移りたい」「夜勤や残業から離れたい」——看護師として働くなかで、そう感じることは決して甘えではありません。長く働き続けるためには、自分にとって負担の少ない働き方を選ぶことも大切です。

ただし、「楽」の感じ方は人によって違います。夜勤がないことが楽な人もいれば、急変が少ないことや、人間関係がシンプルなことが楽だと感じる人もいます。この記事では、負担の種類ごとに「楽」と感じやすい職場を10個紹介し、選ぶときの注意点と見極め方をまとめました。

この記事でわかること
  • 看護師の「楽」を決める3つの負担
  • 楽だと感じやすい職場10選と、それぞれの大変な点
  • 負担の種類別・職場の選び方
  • 「楽な職場」を選ぶときの注意点
  • 求人を見極めるポイント
編集部ゆい

どんな職場にも大変なところはあるよ。だからこそ「自分は何がいちばんつらいのか」をはっきりさせて、その負担が少ない職場を選ぶのがコツなんだ。

目次

看護師の「楽」を決める3つの負担

負担の種類具体例
体力的な負担夜勤、長時間の立ち仕事、移乗・体位変換、残業
精神的な負担急変対応、命に関わる判断、人間関係、クレーム対応
時間の負担残業、休日出勤、オンコール、休みの取りにくさ

まずは、今の職場でどの負担がいちばんつらいかを考えてみましょう。それによって、選ぶべき職場が変わります。

看護師が楽だと感じやすい職場10選

職場楽だと感じやすい点大変な点
健診センター夜勤・急変がほぼない、業務の流れが一定採血の件数が多い、繁忙期がある
クリニック夜勤なし、休診日が決まっている少人数で人間関係の影響が大きい
デイサービス日中のみ、医療処置が少なめ看護師1人で判断する場面がある
保育園日中のみ、急変が少ない看護師1人のことが多い、保育の補助も
企業(産業看護師)土日休み、残業が少なめ求人が少ない、事務作業が多い
献血ルーム夜勤なし、業務の範囲が決まっている採血の技術と、献血者への接遇が求められる
療養型・慢性期病院急変が比較的少なく、業務の流れが一定夜勤や体位変換・移乗などの身体的負担
介護施設(有料老人ホームなど)医療処置が少なめ、入居者とゆっくり関われる看取りや急変時の判断、オンコール
コールセンター・電話相談座って働ける、体力的な負担が少ない電話だけで判断する難しさ
治験・CRC日勤中心、土日休みが多い書類作業が多い、臨床から離れる

1. 健診センター

受診者の多くが健康な人で、急変対応がほとんどありません。業務の流れが決まっているため、慣れると落ち着いて働けます。くわしくは健診センター看護師(健診ナース)の仕事と働き方で紹介しています。

2. クリニック

夜勤がなく、休診日が決まっているため、生活リズムを整えやすい職場です。一方で、少人数の職場では人間関係の影響が大きくなるため、見学で雰囲気を確かめましょう。

3. デイサービス

日中のみの勤務で、医療処置は比較的少なめです。看護師が1人のことも多く、判断を任される場面がある点は理解しておきましょう。

4. 保育園

子どもたちの健康管理やけがの対応が中心で、夜勤や急変対応はほとんどありません。保育の補助に入ることもあります。

5. 企業(産業看護師)

企業の勤務時間に沿って働けるため、土日休みで残業も少なめなことが多い職場です。求人が少ないため、早めの情報収集が必要です。

6. 献血ルーム

献血に来た人の問診や採血、体調の観察が中心です。業務の範囲が決まっていて、夜勤もありません。

7. 療養型・慢性期病院

急性期に比べて急変が少なく、業務の流れが一定です。夜勤や身体介助の負担はあるため、精神的な負担を減らしたい人に向いています。

8. 介護施設

入居者の生活を支える看護が中心で、医療処置は病院より少なめです。施設によって看取りやオンコールの有無が違うため、確認が必要です。

9. コールセンター・電話相談

健康相談や医療機関の案内などを電話で担当します。座って働けるため、体力面の負担を減らしたい人に向いています。

10. 治験・CRC

日勤中心で、土日休みの職場が多い仕事です。臨床から離れることは理解しておきましょう。くわしくは看護師から治験コーディネーター(CRC)への転職方法で紹介しています。

編集部ゆい

「楽そう」と思って選んだ職場でも、自分に合わないと別のしんどさが出てくることがあるの。大変な点も一緒に見ておいてね。

負担の種類別・職場の選び方

いちばん減らしたい負担候補になりやすい職場
夜勤・生活リズムの乱れクリニック、健診センター、デイサービス、企業、保育園
急変・命に関わる緊張感健診センター、保育園、企業、献血ルーム、療養型病院
立ち仕事・身体介助コールセンター、企業、治験
残業・休みの取りにくさ企業、健診センター、クリニック(職場による)
人間関係の複雑さ訪問看護、小規模な職場(ただし相性の影響は大きい)

夜勤をなくすことを最優先にするなら夜勤なしで働ける看護師の職場8選、病院以外の職場を幅広く比べたいなら病棟以外で働く看護師の職場13選も参考にしてください。

「楽な職場」を選ぶときの注意点

  • 収入が下がることがある:夜勤手当がなくなると年収は下がりやすい
  • 看護技術を使う機会が減る:将来病院に戻る可能性があるなら、技術を保つ工夫が必要
  • 1人で判断する場面が増える職場もある:相談できる体制を確認する
  • 「楽」の感じ方は人それぞれ:単調な業務がつらいと感じる人もいる
注意:同じ職種でも職場によって全然違う同じ「クリニック」でも、患者さんの数やスタッフの人数によって忙しさは大きく違います。職種だけで判断せず、個別の職場の実態を確認しましょう。

転職の前に、今の職場で負担を減らせないか考える

転職は大きな決断です。今の職場に大きな不満がない場合は、まず負担を減らす方法がないか試してみるのもひとつの方法です。

  • 夜勤の回数を減らす相談をする:常勤のまま回数を調整できる職場もある
  • 日勤の部署に異動する:外来や検査部門など、同じ病院の中で働き方を変える
  • 雇用形態を変える:パートや時短勤務にして、勤務時間を減らす
  • 業務の進め方を見直す:記録の時間や段取りを工夫して、残業を減らす

相談しても負担が減らない、心身の不調が続いているといった場合は、環境を変えることを前向きに考えてよいタイミングです。夜勤の負担については夜勤がきつい看護師へ|対処法と働き方の選択肢も参考にしてください。

求人を見極めるポイント

  • 残業の実態を聞く「記録や片付けで、どのくらい残ることが多いですか」と確認します。
  • 看護師の人数を確認する1人配置か、複数いるかで負担が変わります。
  • 休みの取りやすさを確認する有給の取得状況や、希望休の出し方を聞きます。
  • 見学で雰囲気を見るスタッフの表情や、忙しさを自分の目で確かめます。

残業が少ない職場の探し方は残業ゼロの看護師求人は本当に存在する?で詳しく解説しています。

負担の少ない職場を探すには

「楽に働けるか」は、求人票だけではわかりません。転職サイトの担当者に、減らしたい負担を具体的に伝えると、職場の実態を確認したうえで紹介してもらえます。

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楽な職場に関するよくある質問

楽な職場を選ぶのは甘えですか?
甘えではありません。心身の負担を減らし、長く看護を続けるための選択です。自分の体調や生活に合う働き方を選ぶことは、看護師としてのキャリアを守ることにもつながります。
楽な職場でもスキルアップはできますか?
職場ごとに身につく力があります。健診では採血、企業では保健指導、介護施設では高齢者ケアなど、目的を持って働けばスキルは伸ばせます。
楽な職場は給料が低いですか?
夜勤がない職場は、夜勤手当の分だけ年収が下がる傾向があります。基本給や賞与は職場によって違うため、年収で比べて判断しましょう。
楽な職場から病院に戻れますか?
戻ることはできます。離れた期間が長いほど慣れるまで時間がかかるため、教育体制のある病院や、復職支援の研修を活用すると安心です。
ブランクがあっても楽な職場で働けますか?
健診センターやデイサービス、クリニックなどは、ブランクのある看護師を受け入れている職場も多いです。復職者向けの研修があるかを確認すると安心です。
子育て中に向いている楽な職場は?
日勤のみで休みが決まっているクリニック、健診センター、保育園、企業などが候補になります。急な休みへの理解があるか、子育て中のスタッフが働いているかも確認しましょう。
楽な職場は人気で採用されにくいですか?
企業や一部のクリニックなどは人気が高く、応募が集まりやすい傾向があります。一方で、健診センターや介護施設、デイサービスなどは求人も多く、比較的応募しやすい職場です。
楽な職場で物足りなくなったらどうすればいいですか?
物足りなさを感じたら、資格の取得や、少し忙しい職場への転職、パートとの掛け持ちなど、働き方を見直すタイミングかもしれません。今の生活とのバランスを考えて、次のステップを選びましょう。
まとめ
  • 看護師の「楽」は、体力・精神・時間のどの負担を減らしたいかで変わる
  • 健診、クリニック、デイサービス、企業、保育園などは負担が少ないと感じやすい
  • どの職場にも大変な点があるため、楽な点とセットで確認する
  • 収入の変化や、看護技術を使う機会が減ることも理解しておく
  • 同じ職種でも職場によって違うため、残業・人数・休み・雰囲気を確認する

看護師としての働き方は、ひとつではありません。自分の負担を減らすことも、長くこの仕事を続けるための大切な選択です。

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この記事を書いた人

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