認定看護師のなり方|21分野・費用・期間・メリットを解説【現役ナース】

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「認定看護師って、どうやったらなれるの?」「分野がたくさんあるみたいだけど、費用や期間はどれくらいかかるんだろう」——キャリアアップを考え始めた看護師さんからよく聞く声です。この記事では、認定看護師のなり方を5ステップで整理し、旧21分野から新19分野への移行、費用・期間・メリットまで、現役看護師の目線でわかりやすく解説します。読み終えるころには、次に何をすればいいかがはっきり見えているはずです。

この記事でわかること
  • 認定看護師とは何か/専門看護師との違い
  • 21分野(A課程)から19分野(B課程)への移行と2026年度の節目
  • 認定看護師になるまでの具体的な5ステップ
  • 取得にかかる費用・期間のリアルな目安
  • 認定看護師になるメリット・デメリット
目次

認定看護師とは?役割と専門看護師との違い

認定看護師とは、日本看護協会が認定する資格で、特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護を実践できると認められた看護師のことです。役割は大きく「実践」「指導」「相談」の3つ。現場で質の高いケアを提供するだけでなく、他のスタッフへの指導や、悩みを抱える看護師・患者さんからの相談対応も担います。

よく混同されるのが「専門看護師(CNS)」です。専門看護師は大学院の修士課程を修了する必要があり、がん看護や精神看護など13分野に分かれています。一方の認定看護師は、指定の教育課程(数ヶ月〜1年程度)を修了して認定審査に合格するルートで、より現場の実践に軸足を置いた資格です。どちらが上・下ということではなく、目指す働き方に合わせて選ぶのが基本です。

佐倉ゆいゆい先輩

ざっくり言うと、専門看護師は大学院ルートで「調整・研究」も強い資格、認定看護師は教育課程ルートで「現場の実践」に強い資格だよ。まずは自分がどっちのキャリアを描きたいかで選んでね。

認定看護師の分野|21分野(A課程)から19分野(B課程)へ

「認定看護師は21分野」と説明されることが多いですが、これは旧制度(A課程)の話です。制度改正により、新しいB課程では19分野に再編され、内容も見直されました。ここが情報として混在しやすいポイントなので、整理しておきましょう。

旧A課程(21分野)は2026年度で教育終了

従来のA課程は、集合教育(通学)が中心で特定行為研修を含みません。このA課程の教育は2026年度をもって終了となります。ただし、A課程で学んだ人の認定審査は2029年度まで受けられるため、すでに学び始めている人の道が急になくなるわけではありません。

新B課程(19分野)は特定行為研修を組み込み

これから認定看護師を目指す人が学ぶのは、新しいB課程です。B課程の最大の特徴は、特定行為研修が教育課程に組み込まれていること。医師の手順書に基づいて一定の医療行為(特定行為)を行えるようになるため、実践できるケアの幅が広がります。e-ラーニングを活用する研修があるのも特徴で、A課程よりも受講時間数は多くなります。

ポイント:どちらを目指すべき?これから資格取得を目指す看護師さんは、原則としてB課程(19分野)を選ぶことになります。すでにA課程の認定看護師として活躍している人は、特定行為研修を修了することでB課程認定看護師へ移行することも可能です。

認定看護師になるための5ステップ

認定看護師になるまでの流れは、大きく次の5ステップです。年単位の実務経験が前提になるので、早めに全体像をつかんでおくと計画が立てやすくなります。

  • STEP1 看護師免許を取得し、実務経験を積むまずは看護師として働きます。認定看護師の受験には、通算5年以上の実務研修が必要で、そのうち通算3年以上は目指す分野での実務研修であることが求められます。つまり「その分野で3年以上」経験しておくことが土台になります。
  • STEP2 教育機関(B課程)に出願・入学日本看護協会が認定した教育機関に出願します。募集は分野ごとに枠が限られており、入学試験(小論文・面接など)があるのが一般的です。人気分野は倍率が高くなることもあります。
  • STEP3 認定看護師教育課程を受講・修了B課程では800時間程度の教育に特定行為研修が加わります。講義・演習・実習・e-ラーニングを組み合わせて学び、修了要件を満たす必要があります。働きながら通う人もいれば、休職・退職して集中する人もいます。
  • STEP4 認定審査(筆記試験)に合格教育課程を修了したら、日本看護協会の認定審査を受けます。合格すると認定看護師として認められます。
  • STEP5 認定看護師として登録・更新審査合格後、登録手続きをして正式に認定看護師になります。資格は取りきりではなく、5年ごとの更新が必要で、看護実践の実績や自己研鑽の記録が求められます。
佐倉ゆいゆい先輩

ポイントは「その分野で3年以上の経験」が要ること。今いる部署が目指したい分野と違うなら、まずは希望分野に近い配属を目指して動くのも立派な一歩だよ。

認定看護師になるための費用と期間の目安

気になるお金と時間の話です。金額は教育機関や分野、通い方によって差がありますが、目安を知っておくと準備しやすくなります。

項目目安補足
教育課程の期間約6ヶ月〜1年程度B課程は特定行為研修を含む分、時間数が多め
入学金・授業料などおおむね100万円前後〜教育機関・分野により幅がある
通学費・生活費など数十万円〜遠方通学・休職の場合はさらに上乗せ
実務経験通算5年以上うち3年以上は該当分野

合計すると、教育課程だけで100万円前後、通学や休職に伴う費用まで含めると総額200万円規模になるケースもあります。決して小さくない金額ですが、負担を抑える制度もあります。

ポイント:奨学金・支援制度を活用する日本看護協会の奨学金のほか、勤務先の病院が受講費用の補助や休職中の給与保障を用意していることがあります。「認定看護師を目指したい」と早めに上司や教育担当に相談しておくと、費用面の支援を受けられる可能性が高まります。

認定看護師になるメリット・デメリット

メリット

  • 専門分野の知識・技術が深まり、ケアの質と自信が上がる
  • 院内・地域から頼られ、指導や相談の役割で活躍の場が広がる
  • 資格手当がつく職場も多く、収入アップにつながることがある
  • 転職・キャリアの選択肢が広がり、専門性を武器にできる

デメリット・注意点

注意:取得はゴールではなくスタート受講費用や学ぶ時間の負担が大きいこと、5年ごとの更新が必要なことは押さえておきましょう。また、資格を取ってもその専門性を活かせる部署・職場でなければ十分に力を発揮しにくい面もあります。取得後にどう働きたいかまでイメージしておくのが大切です。

認定看護師のなり方に関するよくある質問

認定看護師は今からでも21分野で取れますか?
これから目指す人は、原則として新しいB課程(19分野)で学ぶことになります。A課程(21分野)の教育は2026年度で終了予定です。最新の分野や募集状況は日本看護協会の公式情報で確認してください。
働きながら認定看護師になれますか?
教育機関の通い方によります。夜間・週末やe-ラーニングを活用して働きながら学ぶ人もいますが、実習期間などは休職・時短が必要になることも。勤務先の支援制度とあわせて計画するのが現実的です。
認定看護師と専門看護師、どちらがおすすめですか?
目指す働き方次第です。現場の実践を極めたいなら認定看護師、研究・組織横断的な調整まで担いたいなら大学院ルートの専門看護師が向いています。まずは自分の理想のキャリア像を描いてみましょう。
認定審査に落ちたらどうなりますか?
次年度以降に再度審査を受けることができます。教育課程で学んだ内容をしっかり復習し、再挑戦する人もいます。詳細な受験ルールは日本看護協会の募集要項を確認してください。
まとめ
  • 認定看護師は「実践・指導・相談」で高水準の看護を担う資格。専門看護師は大学院ルートで役割が異なる
  • 分野は旧A課程の21分野から新B課程の19分野へ再編。A課程の教育は2026年度で終了予定
  • なり方は「実務5年(うち分野3年)→教育課程→認定審査→登録→5年ごと更新」の5ステップ
  • 費用は教育課程で100万円前後〜、総額200万円規模になることも。奨学金や職場の支援を活用しよう
  • 取得はゴールではなくスタート。活かせる職場・キャリア像まで描いておくのが成功のコツ

※本記事は一般的な情報をまとめたものです。分野・費用・制度の最新情報は日本看護協会の公式サイト等でご確認ください。

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この記事を書いた人

急性期5年・訪問看護2年の経験から、看護師さんのリアルな悩みに寄り添う情報を発信しています。

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