訪問看護あるある30選|現役訪問看護師が共感の本音を暴露

「訪問看護師なら誰もが「わかる!」と共感する場面って多いよね」、訪問看護師同士で集まると必ず話題になる「あるある」。1人で訪問する自由さ、利用者さんとの濃密な関係、移動中のちょっとした出来事、天候との戦い、こうした訪問看護ならではの体験は、病棟看護師にはない独特の世界観です。
この記事では、現役訪問看護師がリアルに体験している訪問看護あるある30選を、ユーモアたっぷりに紹介します。読んだ後に「全部わかる!」と笑える内容を目指しましたので、訪問看護師の方の息抜きや、訪問看護への転職を考える方のリアル体験談として活用してください。
結論:訪問看護師は「自由・濃密・独自」の世界観を生きている
訪問看護師の日常は、病棟看護師とは全く違う独自の世界観があります。1人で患者宅を訪問する自由さ・利用者との濃密な人間関係・移動中の小さな冒険、これらが訪問看護師ならではの「あるある」を生みます。
「あるある」を共有することで、「私だけじゃないんだ」と安心したり、訪問看護のやりがいを再確認できたりします。本記事では30選を6つのカテゴリに分けて紹介していきますね。
利用者さんあるある(10選)
利用者さんとの関わりで頻発するあるあるです。
1. 「あんた、また来たね」が最高の褒め言葉
訪問を重ねた利用者さんから「あんた、また来たね」と言われた時の嬉しさは、訪問看護師ならではの瞬間です。覚えてもらえている=関係が築けている証拠で、思わずニコッとしてしまいます。
2. お茶・お菓子を勧められて断り続ける
訪問先で必ずと言っていいほど「お茶飲んで行きなさい」「これ食べて」と勧められます。受け取れない決まりがあるため、毎回丁寧に断る言葉を考える日々です。
3. 利用者さんから人生相談を受ける
医療ケアに来たはずが、人生相談・家族の悩み・お孫さんの自慢話を聞くことに。30分の訪問で20分は雑談という日も。
4. お孫さんの写真を見せられる
利用者さんのお孫さんの写真を、毎回見せられます。「この子が大学生になって」「この前運動会で」など、お孫さんの成長を一緒に喜ぶ立場に。
5. 「先生、先生」と呼ばれる
医師ではないのに「先生」と呼ばれるのが訪問看護あるある。最初は否定していたけど、慣れてしまって受け入れる自分がいます。
6. 帰り際の「気をつけてね」が温かい
帰り際、利用者さんやご家族から「気をつけて帰ってね」と必ず声をかけられます。この温かさが、訪問看護のやりがいの一つ。
7. 看取りで涙が止まらない
長く関わった利用者さんの看取りでは、涙が止まらなくなります。プロとして冷静を保ちつつ、心の中では家族と一緒に泣いている自分がいます。
8. 認知症の方に毎回「初めまして」と言われる
認知症の利用者さんに「初めまして、看護師さんですね」と毎回言われ、毎回新しい関係を築く日々。それも含めて愛おしい時間です。
9. 利用者さんが亡くなったあとの寂しさ
長く担当した利用者さんが亡くなった後、訪問先がなくなった寂しさは格別。次の利用者さんとの新しい関係を築きながら、心の中で偲ぶ日々です。
10. 「うちの嫁が」の話を毎回聞く
ご家族(特に高齢のご主人)から「うちの嫁が・・・」の話を毎回聞かされます。家族関係まで把握してしまう距離感が、訪問看護ならでは。
ご家族あるある(5選)
ご家族との関わりで頻発するあるあるです。
11. 「先生に言っといて」と医師への伝言を頼まれる
医師の診察前に、ご家族から「先生に〇〇って言っといて」と伝言を頼まれます。連絡帳・電話で正確に伝える役割を担います。
12. 介護疲れの相談相手になる
主介護者のご家族から、介護疲れ・愚痴・将来の不安などを相談されます。傾聴とアドバイスのバランスを取りながら対応する日々。
13. 「うちの父はもうダメですか?」と何度も聞かれる
終末期の利用者さんのご家族から、**「もうダメですか?」**と何度も聞かれる場面。慎重に言葉を選びながら、心に寄り添う対応をします。
14. ご家族間の意見対立に巻き込まれる
兄弟姉妹間で**「在宅か施設か」「延命するかしないか」**など意見が分かれている場面に遭遇。中立的に話を聞きつつ、必要な情報提供をする立場に。
15. 「いつもありがとう」と泣きながら言われる
ご家族から「いつもありがとうございます」と涙ながらに感謝される瞬間。訪問看護のやりがいを最も実感する場面です。
移動・天候あるある(5選)
訪問看護ならではの移動・天候あるあるです。
16. ナビが住所を見つけられず迷う
田舎の住所をナビに入れても**「該当なし」**と表示され、利用者さんに電話で道案内してもらう日々。「この曲がり角の手前の・・・」と細かい指示を受けます。
17. 自転車で坂道を必死に登る
訪問先が急な坂の上にあると、自転車で必死に登ることに。電動アシスト自転車のありがたさを実感する日々です。
18. 雨の日の訪問は地獄
雨の日の訪問は地獄。レインコート・カバン・記録物品が濡れないよう必死に対策しても、結局びしょ濡れに。台風の日は本当に大変です。
19. 真夏の訪問で汗だく
真夏の訪問でナースウェアが汗だくに。利用者宅でクーラーが効いていないと、自分が体調不良になりそうな日も。
20. 真冬の早朝訪問で凍える
真冬の早朝訪問は凍える寒さ。手がかじかんでバイタル測定が難しい場面も。手袋必須の季節です。
仕事道具あるある(5選)
訪問バッグや道具にまつわるあるあるです。
21. 訪問バッグが重すぎる
訪問バッグに血圧計・聴診器・体温計・処置物品・記録用品・PPEを全部入れると、重さが5〜8kgに。腰痛持ちが多い理由がよくわかります。
22. ペンを忘れて借りる
記録時にペンを忘れて利用者さんに借りる日があります。次回からはペンを2本持参するようになります。
23. アルコール綿を毎回大量に使う
訪問前後・処置時・道具消毒など、アルコール綿を1日大量に消費。残量を毎日チェックする習慣が身につきます。
24. ナースウォッチが必需品
腕時計やスマホでは時間を見にくい場面が多く、ナースウォッチが必需品。胸ポケットに付けたナースウォッチが訪問看護師の象徴です。
25. お土産用の手指消毒スプレーを携帯
利用者さんから「手を消毒する液はある?」と聞かれ、自分用とは別にお土産用の手指消毒スプレーを持参するようになりました。
記録・事務あるある(3選)
記録業務にまつわるあるあるです。
26. 訪問件数が多い日は記録が追いつかない
1日6件以上訪問した日は、記録が追いつかず終業時間ギリギリまで作業。「もう書いた?」と帰りがけに聞かれる定番のやり取り。
27. 直行直帰の日は天国
直行直帰OKの日は、訪問看護師にとって天国の日。家から直接訪問先に行き、最後の訪問先から帰宅できるため、移動時間がぐっと減ります。
28. 連絡ノートが分厚い
ヘルパー・ケアマネ・他職種との連絡ノートが分厚くなる利用者さんは、要注意ケース。情報共有が密な分、状態変化が複雑なことが多いです。
訪問看護師の生活あるある(2選)
プライベートにまつわるあるあるです。
29. 自分の家でも消毒癖がつく
職場で消毒を徹底するうちに、自分の家でも消毒癖が。ドアノブ・スマホ・財布まで、無意識にアルコール拭きする自分がいます。
30. 看取りが続くと気持ちが沈む
複数の利用者さんの看取りが続く時期は、気持ちが沈みがち。プロとして冷静を保ちつつ、心のケアも自分でしないと持たない仕事です。
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訪問看護の働き方の総合解説。
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転職前準備の完全ガイド。
・訪問看護のトラブル事例と対処法10選
リスク管理の網羅解説。
・訪問看護師の志望動機 例文10選
訪問看護への志望動機作成。
まとめ:訪問看護師の世界は「あるある」だらけの愛おしい日常
訪問看護師の日常は、利用者・家族・移動・天候・道具・記録・生活、すべての面で「あるある」だらけ。「私だけじゃない」と知ることで、訪問看護のやりがいと孤独感のバランスが取れるものです。
病棟看護とは違う自由さ・濃密な人間関係・独自の世界観は、訪問看護師でしか味わえない魅力。あるあるを共感し合える同業仲間を持つことで、長く楽しく働き続けられます。
訪問看護に興味がある方、転職を検討している方は、現役訪問看護師の声を聞くのがおすすめ。レバウェル看護やマイナビ看護師は、訪問看護ステーションの内部情報や働き方のリアルまで詳しく教えてくれます。「あるある」を笑い合える素敵な訪問看護師ライフ、ぜひ体験してみてくださいね。