看護師の長所・短所の答え方|面接で使える例文20選

「面接で長所と短所を聞かれたら、何を答えればいいかわからない」「短所をうまく言える自信がない」「ほかの看護師と同じような答えになってしまう」——履歴書や面接で必ずといっていいほど聞かれる「長所と短所」。答え方ひとつで、採用担当者の印象は大きく変わります。
この記事では、看護師の長所・短所それぞれ10パターンの例文と、短所を前向きに伝えるコツ、履歴書と面接での伝え方の違い、NG例、自分の長所・短所の見つけ方までまとめました。例文は自分の経験に合わせてアレンジして使ってください。
- 採用担当者が長所・短所を聞く理由
- 看護師の長所10パターンと例文
- 看護師の短所10パターンと例文、短所を前向きに伝えるコツ
- 履歴書と面接での伝え方の違いと回答例
- よくあるNG例と、長所・短所の見つけ方
ゆい長所と短所は、すごい答えを探す質問じゃないよ。「自分のことをわかっていて、よくしようとしているか」を見られているんだ。
長所・短所を聞かれる本当の理由
- 自己分析ができているか:自分を客観的に見られる人かどうか
- 職場との相性:長所が職場の仕事に活かせるか、短所が業務に大きく影響しないか
- 改善の姿勢:短所と向き合い、工夫しているか
- 素直さ・誠実さ:取りつくろわず、正直に話せるか
つまり、「すごい長所」や「軽すぎる短所」を答えるより、自分を理解し、改善に取り組んでいることが伝わる答えが評価されます。
答えを組み立てる基本の型
| 長所の型 | 短所の型 | |
|---|---|---|
| 1 | 結論:私の長所は〇〇です | 結論:私の短所は〇〇なところです |
| 2 | エピソード:それが発揮された場面 | 影響:どんな場面で困ったか |
| 3 | 結果:周りの反応や成果 | 改善:そのために工夫していること |
| 4 | 活かし方:応募先でどう活かすか | 前向きな面:裏返すとどんな強みか |
看護師の長所10パターンと例文
長所1:観察力
ポイント:看護師としていちばん評価されやすい長所です。具体的な場面を1つ入れましょう。
長所2:コミュニケーション力(傾聴力)
長所3:協調性・チームワーク
長所4:粘り強さ
長所5:責任感
長所6:学ぶ姿勢・向上心
長所7:冷静な判断力
長所8:気配り
長所9:明るさ・前向きさ
長所10:継続力
ゆい長所は「場面」がいちばん大事。「観察力があります」より「術後の顔色の変化に気づいた」のほうが、ぐっと伝わるよ。
ほかにも使える長所と、一言フレーズ
| 長所 | 書き出しのフレーズ例 |
|---|---|
| 計画性 | 「私の長所は、先を見通して準備できる計画性です。」 |
| 柔軟性 | 「私の長所は、状況の変化に合わせて対応を切り替えられることです。」 |
| 正確さ | 「私の長所は、ダブルチェックを欠かさない正確さです。」 |
| 指導力 | 「私の長所は、後輩の理解度に合わせて教えられることです。」 |
| 説明力 | 「私の長所は、専門的な内容をわかりやすく伝えられることです。」 |
| 報告・相談の早さ | 「私の長所は、気になることをすぐに報告・相談できることです。」 |
看護師の短所10パターンと例文
短所は、看護師として致命的でないものを選び、改善のための工夫を必ずセットで伝えます。
短所1:心配性・慎重すぎる
短所2:完璧主義
短所3:頼まれると断れない
短所4:考えすぎてしまう
短所5:同時に複数のことを進めるのが苦手
短所6:人見知り
短所7:感情移入しすぎる
短所8:自分の意見を言うのが苦手
短所9:行動を急ぎすぎる
短所10:負けず嫌い
経験年数・立場別の回答例
新卒・看護学生の場合
経験3〜5年目の場合
ベテラン・管理職経験者の場合
ブランクがある場合
応募先に合わせて長所の伝え方を変える
| 応募先 | 評価されやすい長所 | 伝え方のポイント |
|---|---|---|
| 急性期病院 | 判断力、観察力、粘り強さ | 急変や多重課題の場面のエピソード |
| クリニック・外来 | 手際のよさ、コミュニケーション力 | 短時間で多くの患者さんに対応した経験 |
| 訪問看護 | 観察力、報告・相談の力、臨機応変さ | 1人で判断し、適切に報告した場面 |
| 介護施設 | 気配り、協調性 | 介護職と連携して入居者を支えた経験 |
| 美容クリニック | 接遇、説明力 | わかりやすい説明で患者さんの不安を減らした経験 |
同じ長所でも、応募先で求められる場面に合わせてエピソードを選ぶと、入職後に活躍する姿をイメージしてもらいやすくなります。
短所を前向きに伝える3つのコツ
コツ1:改善の工夫を必ずセットで伝える
短所だけを伝えると、マイナスの印象で終わってしまいます。「そのために〇〇を意識しています」まで伝えることで、自分と向き合える人だと伝わります。
コツ2:業務に大きく影響しない短所を選ぶ
「確認をしない」「人の話を聞かない」など、看護師の安全に直結する短所は避けましょう。どの短所も、伝え方によっては業務への影響が大きく聞こえるため、具体的な場面と工夫を添えることが大切です。
コツ3:裏返すと強みになる表現を選ぶ
「慎重」は時間がかかる一方、安全につながる面もあります。短所と長所は表裏一体です。
| 短所 | 裏返すと |
|---|---|
| 心配性・慎重すぎる | 確実、ミスが少ない |
| 完璧主義 | 責任感が強い、丁寧 |
| 頼まれると断れない | 協調性がある、頼られやすい |
| 考えすぎる | 思慮深い、分析力がある |
| 人見知り | 誠実、深い信頼関係を築ける |
| 感情移入しすぎる | 共感力がある、寄り添える |
| 意見を言うのが苦手 | 聞く力がある、協調性がある |
| 行動を急ぎすぎる | 行動力がある、対応が早い |
長所と短所の組み合わせ例
長所と短所は、表裏一体の組み合わせにすると一貫性が出ます。よく使われる組み合わせの例です。
| 長所 | 短所 | つなげ方の例 |
|---|---|---|
| 慎重さ | 時間がかかる | 確認の手順を決めて、正確さと効率を両立 |
| 責任感 | 抱え込みやすい | 早めに相談し、チームで分担する |
| 共感力 | 感情移入しすぎる | 気持ちの切り替えの工夫をしている |
| 行動力 | 確認が不十分になりがち | 処置の前に立ち止まって確認する |
| 協調性 | 意見を言うのが苦手 | 事前にメモを準備して発言する |
履歴書と面接での伝え方の違い
| 履歴書 | 面接 | |
|---|---|---|
| 長さ | 長所・短所あわせて200〜300字程度 | 30秒〜1分程度 |
| 内容 | 結論と要点を簡潔に | エピソードを少しくわしく話す |
| 注意点 | 欄の大きさに合わせて読みやすく | 履歴書と内容をそろえる |
【短所】慎重になりすぎるところですが、確認の手順を決めることで、正確さと効率の両立を意識しています。
自己PRとの違いや組み立て方は看護師の自己PRの書き方、面接全体の流れは看護師面接の質問と答え方でまとめています。
聞かれ方のバリエーションと答え方
| 聞かれ方 | 答え方のポイント |
|---|---|
| 「あなたの強みと弱みを教えてください」 | 長所・短所と同じ型で答える |
| 「周りからどんな人だと言われますか」 | 他者からの評価として長所を伝える。具体的な言葉を引用すると伝わりやすい |
| 「看護師として課題に感じていることは」 | 短所や苦手な業務と、改善の取り組みを伝える |
| 「失敗した経験を教えてください」 | 失敗の事実、そこから学んだこと、今の工夫の順に話す |
やってはいけないNG例
| NG例 | なぜNGか | 直し方 |
|---|---|---|
| 「短所はありません」 | 自己分析ができていない印象になる | 必ず1つは答え、改善の工夫を添える |
| 「責任感がないところです」 | 看護師として致命的に聞こえる | 業務に大きく影響しない短所を選ぶ |
| 「忘れっぽいところです」(だけ) | 改善の姿勢が見えない | 「メモを取る習慣をつけています」などを添える |
| 「頑張れるところです」 | 抽象的で伝わらない | 何をどう頑張ったかの場面を入れる |
| 「先輩より優秀と言われてきました」 | 自慢に聞こえる | 周りの具体的な反応として控えめに伝える |
| 長所「慎重」・短所「決断が早すぎる」 | 長所と短所が矛盾している | 一貫性のある組み合わせにする |
面接で深掘りされたときの答え方
長所・短所を答えたあとは、「具体的には?」「それで失敗したことは?」と深掘りされることがよくあります。慌てないよう、次の質問への答えも準備しておきましょう。
深掘りの質問には、事実→学び→今の工夫の順で答えると、落ち着いて話せます。
自分の長所・短所の見つけ方
- 同僚や友人に聞く「私のいいところと、直したほうがいいところを教えて」と聞くと、自分では気づかない面が見えます。
- 過去の評価を振り返る職場の評価面談や上司からの言葉で、何度も言われることがあなたの特徴です。
- 印象に残った場面を書き出すうまくいった場面・失敗した場面で、自分がどう動いたかを書き出します。
- 言葉に置き換える見つけた行動を、この記事の長所・短所の言葉に置き換えます。
自己PRの例文をさらに見たい人は看護師の自己PR例文集|経験年数・職場別10パターンも参考になります。
面接対策をサポートしてほしいときは
転職の面接では、転職サイトの担当者に模擬面接や回答の添削をお願いする方法もあります。自分では気づかなかった長所を引き出してもらえることもあります。
※サービス内容は変更される場合があります。最新情報は公式サイトで確認してください。
長所・短所に関するよくある質問
長所と短所はいくつ答えればいいですか?
長所と短所が同じ内容(表裏一体)でもいいですか?
新卒で看護の経験がない場合はどうすればいいですか?
短所で「体力がない」と言ってもいいですか?
長所が思いつかないときはどうすればいいですか?
履歴書と面接で違う長所を答えてもいいですか?
短所を聞かれて、長所の言い換えだけを答えるのはありですか?
転職面接で、前の職場での短所が原因の失敗を話してもいいですか?
長所・短所は何文字くらいで書けばいいですか?
長所に「体力がある」と書いてもいいですか?
グループ面接で長所が他の人と重なったら?
- 長所・短所の質問では「自己理解」と「改善の姿勢」が見られている
- 長所は看護に活かせるものを、具体的なエピソードとともに伝える
- 短所は致命的でないものを選び、改善の工夫を必ずセットで伝える
- 履歴書は簡潔に、面接ではエピソードを加えて1分以内で話す
- 「短所なし」「抽象的」「自慢」「矛盾」などのNG例を避ける
長所と短所は、あなたがどんな看護師なのかを伝える大切な材料です。完璧な答えを目指すより、自分の経験から生まれた言葉で、誠実に伝えてください。