看護師国試の問題集・参考書おすすめ7選【2027年版】

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「国試の問題集、どれを買えばいいのかわからない」「先輩はクエスチョン・バンクを使っていたけれど、自分にも合うのかな」「何冊も買って、結局どれも終わらなかったらどうしよう」——看護師国家試験の対策本は種類が多く、最初の1冊選びで迷う看護学生は少なくありません。

この記事では、第116回看護師国家試験(2027年2月実施)に向けた問題集・参考書を7冊紹介します。過去問題集・要点まとめ・必修対策・関係法規対策の4つの役割に分けて、どれを組み合わせればよいかがわかるようにまとめました。

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この記事でわかること
  • 第116回看護師国家試験の日程と試験のしくみ
  • 国試の問題集・参考書の4つのタイプと選び方
  • 2027年版のおすすめ問題集・参考書7選と比較表
  • 時期別の使い分けと、買いすぎないコツ
  • 使い終わった参考書の扱い方
編集部ゆい

国試対策の本は「たくさん持つこと」より「1冊を何周もすること」が大事だよ。この記事では、役割がかぶらない組み合わせを考えていこうね。

目次

第116回看護師国家試験の日程と試験のしくみ

まずは試験の全体像を確認しておきましょう。厚生労働省が公示した第116回看護師国家試験の概要は次のとおりです。

項目内容
試験日2027年(令和9年)2月14日(日)
出願期間2026年(令和8年)11月6日(金)〜11月27日(金)
受験手数料5,400円
合格発表2027年(令和9年)3月24日(水)午後2時
試験地北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

出典:厚生労働省「看護師国家試験の施行」(令和8年8月3日公示)。出願書類の詳細は、必ず厚生労働省の公示と学校の案内で確認してください。

問題は全部で240問あり、必修問題50問・一般問題130問・状況設定問題60問で構成されています。必修問題は50点満点中40点以上(8割)という絶対基準があり、1問の取りこぼしが合否に直結します。一般問題と状況設定問題は、その年の得点状況をふまえて合格基準が決まります。

直近の第115回(2026年2月実施)は、受験者59,614人のうち52,666人が合格し、全体の合格率は88.3%、新卒者に限ると94.1%でした(厚生労働省発表)。新卒者の多くが合格する試験ですが、必修で基準を割ると、ほかの点数が高くても不合格になります。

国試の問題集・参考書は4つのタイプに分けて考える

国試対策の本は、役割で分けると次の4タイプになります。同じタイプを何冊も買うより、タイプの違う本を組み合わせるほうが効率よく勉強できます。

タイプ役割代表例
過去問題集出題形式に慣れ、苦手分野を見つけるクエスチョン・バンク、プチナース過去問解説集
要点まとめ(参考書)問題で出てきた知識を整理し、1冊に集約するレビューブック、PASS NOTE
必修対策8割の絶対基準を確実に超えるSelect必修、必修ラスパ
分野別の補強暗記が多く、落としやすい分野を固める社会保障・関係法規の対策本

選び方1:過去問題集は「解説の読みやすさ」で選ぶ

過去問題集は、問題を解くことよりも解説を読んで、なぜその選択肢が正しいのか・間違っているのかを理解することが目的です。図やイラストが多い解説が合う人もいれば、文章で筋道立てて説明されているほうが頭に入る人もいます。書店で同じ問題の解説を見比べて、読み進めやすいほうを選びましょう。

選び方2:要点まとめは「書き込みやすさ」で選ぶ

要点まとめの本は、過去問題集を解きながら知識を書き足していく「自分専用の1冊」になります。余白の多さや、ページの見やすさは意外と大事です。厚い本ほど情報は多いですが、持ち歩きやすさとのバランスも考えましょう。

選び方3:必修対策は「何周できるか」で選ぶ

必修問題は基本的な内容が中心で、同じテーマが形を変えて繰り返し出題されます。分厚い本を1周するより、薄めの本を3周、4周するほうが定着します。直前期まで使い続けられる分量かどうかを目安にしましょう。

選び方4:最新年度版を選ぶ

国試対策の本は毎年改訂され、最新の出題や統計データ、制度の変更が反映されます。先輩から古い年度の本を譲り受ける場合も、統計や法律の数字は最新版で確認するようにしましょう。とくに社会保障や関係法規は、年によって内容が変わりやすい分野です。

編集部ゆい

先輩のおさがりは過去問の練習には使えるけれど、数字や制度は古いことがあるよ。法規と統計だけは最新版で確認してね。

看護師国家試験の問題集・参考書おすすめ7選【2027年版】

ここからは、2027年版(第116回対策)として販売されている問題集・参考書を、タイプ別に紹介します。価格は記事作成時点の販売ページの表示です。

1. クエスチョン・バンク 看護師国家試験問題解説 2027

過去問題集の定番を1冊選ぶなら

編集:医療情報科学研究所/出版社:メディックメディア/発売:2026年4月/タイプ:過去問題集

過去の看護師国家試験の問題を、詳しい解説とともに収録した問題集です。選択肢ごとに正誤の理由が解説されているため、正解した問題でも「なぜほかの選択肢が違うのか」を確認できます。同じ出版社のレビューブックと組み合わせて使う人も多い1冊です。

#過去問#選択肢ごとの解説#メイン教材

国試対策のメイン教材として使われることが多い過去問題集です。分量が多いため、最初から全部を解こうとせず、分野ごとに区切って進めるのがおすすめです。1周目は解説を読むことを重視し、2周目以降で間違えた問題だけを解き直すと、効率よく苦手をつぶせます。

解説の量が多いぶん、1問にかける時間が長くなりがちです。夏までに1周、秋に2周目、直前期は間違えた問題だけ、というように、時期ごとの目標を決めておくと最後まで使い切れます。

2. プチナース 看護師国試過去問解説集2027

年度ごとに過去問を解いて実力を確認したい人に

著者:看護師国家試験対策プロジェクト/出版社:照林社/発売:2026年4月/タイプ:過去問題集

看護学生向け雑誌「プチナース」を発行する照林社の過去問解説集です。過去の国家試験を解説とともに収録しています。本番と同じ形で過去問を解いて、時間配分や実力を確認したい人に向いています。

#過去問#模試がわり#照林社

過去問題集は、どの出版社のものでも「過去の国家試験の問題」を収録している点は同じです。違いは解説の書き方と、問題の並べ方にあります。分野別に並んだ問題集で苦手分野を集中的に勉強し、年度別に並んだ問題集で本番の形式に慣れる、という使い分けもできます。

クエスチョン・バンクとどちらにするか迷ったら、同じ問題の解説を書店で読み比べてみましょう。メインの過去問題集は1冊に決めて、何周もするのが基本です。

3. 看護師・看護学生のためのレビューブック2027

知識を1冊にまとめる「自分専用の参考書」に

編集:岡庭豊/出版社:メディックメディア/発売:2026年3月/タイプ:要点まとめ

看護師国家試験に必要な知識を、分野ごとに図表でまとめた参考書です。過去問題集で出てきた知識をこの本に書き込んでいくと、試験直前に見返す1冊ができあがります。看護学生のうちから授業の復習に使う人もいます。

#要点まとめ#書き込み用#直前の見直し

レビューブックのような要点まとめの本は、読むための本ではなく「情報を集める場所」として使うと効果的です。過去問題集で間違えた問題の知識を、該当するページに書き込んだり付せんを貼ったりしていきましょう。

直前期にノートを何冊も見返すのは大変ですが、知識が1冊にまとまっていれば、移動中や試験会場でも確認できます。ノートを一から作る時間を、問題演習に回せるのも利点です。

4. 2027年版 看護師国家試験PASS NOTE

コンパクトな要点まとめがほしい人に

編著:杉本由香/出版社:Gakken/発売:2026年7月/タイプ:要点まとめ

看護師国家試験の要点をまとめた参考書です。レビューブックよりも価格を抑えた要点まとめを探している人や、持ち歩きやすい1冊がほしい人の選択肢になります。

#要点まとめ#価格を抑えたい#持ち歩き

要点まとめの本は、レビューブックとPASS NOTEのどちらか1冊を選べば十分です。2冊を並行して使うと、どちらに書き込んだかわからなくなりがちです。情報量を重視するならレビューブック、手軽さや価格を重視するならPASS NOTEというように、自分の勉強スタイルで選びましょう。

5. クエスチョン・バンク Select必修 2027

必修問題だけを集中して解きたい人に

編集:医療情報科学研究所/出版社:メディックメディア/発売:2026年4月/タイプ:必修対策

必修問題に絞って収録したクエスチョン・バンクのシリーズです。必修は8割の絶対基準があるため、一般問題とは分けて何度も繰り返し解くのに向いています。

#必修対策#くり返し用#直前期
医療情報科学研究所/メディックメディア

必修問題は、一般問題に比べて基本的な内容が中心です。そのぶん、「知っているはずなのに迷う」問題を確実に正解できるかどうかが勝負になります。必修だけをまとめた問題集を、間違えた問題に印をつけながら何周も解きましょう。

6. 必修ラスパ 2027

必修の総仕上げに別の問題集もほしい人に

著者:井上大輔/出版社:エムスリーエデュケーション/発売:2026年4月/タイプ:必修対策

看護師国家試験の必修問題対策の本です。メインの過去問題集とは別の角度から必修の知識を確認したい人や、直前期の仕上げに使える必修対策を探している人の選択肢になります。

#必修対策#総仕上げ#2冊目
井上大輔/エムスリーエデュケーション

必修対策の本も、基本は1冊を何周もすることです。ただ、同じ問題集を何度も解いていると、答えの位置や問題文を覚えてしまい、実力がついたように錯覚することがあります。1冊を十分に回したあと、確認用に別の必修対策本を使うのはひとつの方法です。

7. これで突破!社会保障・関係法規&公衆衛生2027

法律や制度の暗記が苦手な人に

著者:西田幸典・和泉澤千恵・佐藤太地/出版社:メディカ出版/発売:2026年6月/タイプ:分野別の補強

看護師国家試験の社会保障・関係法規・公衆衛生の分野に絞った対策本です。法律の名前や制度の対象年齢、統計の数字など、暗記が中心で後回しにしがちな分野をまとめて確認できます。

#関係法規#社会保障#暗記分野

社会保障や関係法規は、臨床の実習では身につきにくく、苦手にしている看護学生が多い分野です。一方で、暗記すれば得点しやすい分野でもあります。制度や統計は年度によって変わるため、最新版の対策本で確認しておきましょう。

7冊の比較早見表

書名タイプ出版社向いている人
クエスチョン・バンク 2027過去問題集メディックメディアメインの過去問を1冊決めたい
プチナース 過去問解説集2027過去問題集照林社年度ごとに解いて実力を確認したい
レビューブック2027要点まとめメディックメディア知識を1冊に集約したい
PASS NOTE 2027年版要点まとめGakkenコンパクトなまとめがほしい
Select必修 2027必修対策メディックメディア必修だけを何周もしたい
必修ラスパ 2027必修対策エムスリーエデュケーション必修の総仕上げをしたい
これで突破!社会保障・関係法規&公衆衛生2027分野別メディカ出版法規・制度が苦手

組み合わせ例:何冊買えばいい?

国試対策の本は、基本は3冊、苦手分野があれば4冊を目安にすると、買いすぎを防げます。

パターン組み合わせ
基本の3冊過去問題集1冊+要点まとめ1冊+必修対策1冊
費用を抑えたい過去問題集1冊+必修対策1冊(要点まとめは学校の資料で代用)
法規が苦手基本の3冊+社会保障・関係法規の対策本

学校で模試や問題集をまとめて購入する場合もあります。自分で買う前に、学校から配られる教材を確認しておくと、同じタイプの本を二重に買わずに済みます。

時期別の使い方

  • 春〜夏(実習と並行する時期)過去問題集を分野別に少しずつ解き始める。実習で担当した疾患の問題から解くと、記憶に残りやすい。
  • 秋(実習が終わったあと)過去問題集の2周目に入り、間違えた知識を要点まとめの本に書き込む。模試の結果で苦手分野を洗い出す。
  • 12月〜1月(直前期)必修対策の本を何周もする。関係法規や統計など、暗記分野を集中的に確認する。
  • 試験前日〜当日新しい問題には手を出さず、書き込んだ要点まとめの本と必修の見直しに絞る。

勉強の進め方やスケジュールの立て方は、看護師国家試験の勉強法|いつから始めるかと年間計画で詳しく解説しています。看護学生におすすめの教科書・参考書ランキング10選では、国試対策以外に授業や実習で使う本も紹介しています。

ポイント:解説を読んだら「自分の言葉で」説明してみる解説を読んで「わかった」と感じても、時間がたつと忘れてしまいます。正解の理由を声に出して説明したり、友達に問題を出し合ったりすると、知識が定着しやすくなります。
注意:試験の要項は必ず公式情報で確認する出願書類や受験票、試験会場などの情報は、厚生労働省の公示や学校からの案内で確認してください。本や記事の情報は作成時点のものです。

使い終わった参考書はどうする?

国試が終わると、手元にたくさんの問題集や参考書が残ります。要点まとめの本は、就職後に復習用として手元に残しておく人もいます。一方、過去問題集は年度が新しいほど需要があるため、使わないなら早めに手放すのも選択肢です。

参考書を売るタイミングや買取の方法については、看護師国家試験の参考書・問題集はいつ売る?処分と買取の方法で詳しくまとめています。教科書の処分に迷っている人は、看護学生の教科書は売れる?卒業後の処分方法と買取の注意点もあわせて読んでみてください。

編集部ゆい

書き込みがたくさんあるレビューブックは、1年目の勉強にも役立つよ。売るものと残すものを分けておくと、引っ越しのときも楽だね。

看護師国試の問題集・参考書に関するよくある質問

国試の問題集はいつから始めればいい?
最終学年の春から少しずつ始める人が多いです。実習で忙しい時期は1日数問でもよいので、過去問題集に触れておくと秋以降の勉強がスムーズになります。
先輩から古い年度の問題集をもらってもいい?
過去問の練習には使えますが、法律や制度、統計の数字は年度によって変わります。古い本を使う場合も、法規や統計は最新版の本や公式情報で確認しましょう。
クエスチョン・バンクとプチナースの過去問解説集はどちらがいい?
どちらも過去の国家試験を解説とともに収録した問題集です。解説の書き方や問題の並べ方が違うため、書店で同じ問題の解説を読み比べて、読みやすいほうを選ぶのがおすすめです。
要点まとめの本は必要?
必須ではありませんが、知識を1冊に集約できるため、直前期の見直しが楽になります。学校の資料や自分のノートで十分に整理できている場合は、なくても勉強は進められます。
必修問題は何点取れば合格?
必修問題は50点満点中40点以上(8割)が合格基準です。一般問題・状況設定問題の得点が高くても、必修が基準に届かないと不合格になります。
電子書籍と紙の本はどちらがいい?
書き込みや付せんを使いたい場合は紙の本が便利です。持ち歩きを重視するなら電子版も選択肢になります。本によってはWeb版や電子版が付属していることもあるため、販売ページで確認しましょう。
まとめ
  • 第116回看護師国家試験は2027年2月14日(日)。出願は2026年11月6日〜27日
  • 国試対策の本は、過去問題集・要点まとめ・必修対策・分野別の4タイプに分けて選ぶ
  • 基本は「過去問題集1冊+要点まとめ1冊+必修対策1冊」の3冊で、1冊を何周もする
  • 必修問題は8割の絶対基準があるため、専用の対策本で直前期までくり返す
  • 法規や統計は年度で変わるので、最新版の本と公式情報で確認する
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この記事を書いた人

公的データと公開情報をもとに、看護師の転職・働き方の情報を整理してお届けしています。

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