看護師2年目の目標例文|後輩指導・リーダー準備の具体例
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「2年目の目標って、1年目と何を変えればいいの?」「後輩ができたけど、指導の目標はどこまで書けばいい?」——看護師2年目は、一人で受け持ちを担いながら、後輩やチームにも目を向け始める時期です。この記事では看護師2年目の目標の立て方と、分野別・部署別の例文、目標管理シートの記入例と振り返りコメント例をまとめました。1〜5年目の目標の全体像は、看護師の目標設定の書き方と例文|1〜5年目の年数別で紹介しています。
この記事でわかること
- 2年目に求められることと、1年目との違い
- 2年目の目標をSMARTで具体的にする方法
- 看護実践・後輩への関わり・リーダー準備などの分野別例文
- 急性期・慢性期・外来などの部署別例文
- 目標管理シートの記入例と振り返りコメント例
ゆい2年目は「自分のことで精一杯」から「まわりも見られる」に変わっていく時期。背伸びしすぎず、今の自分ができる一歩を目標にしよう。
目次
2年目に求められることと1年目との違い
| 項目 | 1年目 | 2年目 |
|---|---|---|
| 看護実践 | 基本の技術と業務の流れを身につける | 一人で受け持ちを担い、根拠をもって判断する |
| 周りへの関わり | 先輩に教わる立場 | 新人の身近な相談相手になる |
| チームでの役割 | メンバーとして動く | リーダーの動きを学び始める |
| 学び | 病棟で必要な知識を覚える | 苦手分野を深め、興味のある分野を探す |
ポイント:2年目の目標は3つの視点でバランスをとる①自分の看護実践の質を上げる、②後輩やチームに貢献する、③リーダーや専門分野に向けて準備する。この3つから1〜2個ずつ選ぶと、偏りのない目標になります。
2年目の目標をSMARTで具体的にする
| 要素 | 意味 | 書き換えの例 |
|---|---|---|
| S(具体的) | 何をするか | 「勉強する」→「急変時の初期対応の流れを説明できる」 |
| M(測定できる) | 達成を確認できるか | 「頑張る」→「月1回、事例を振り返る」 |
| A(達成できる) | 今の自分に合った高さか | 「全疾患を理解」→「受け持つことの多い疾患を理解」 |
| R(関連している) | 役割や病棟の目標と合っているか | 2年目の役割に合う内容にする |
| T(期限がある) | いつまでにか | 「上半期までに」「3月までに」 |
型は、「いつまでに」「何を」「どのレベルで」できるようになるです。行動計画をひと言添えると、面談でも伝わりやすくなります。
【分野別】看護師2年目の目標例文
看護実践
- 上半期までに、受け持ち患者さんを一人で担当し、優先順位をつけて時間内に業務を終えられるようになる。
- 病棟でよく受け持つ疾患の観察ポイントを整理し、根拠をもってアセスメントできるようになる。
- 看護計画を自分で立案・評価し、状態の変化に合わせて見直せるようになる。
- 退院支援が必要な患者さんについて、上半期に1事例、多職種と連携して関わる。
後輩への関わり
- 新人が困っている場面で自分から声をかけ、基本的な技術の手順と根拠を説明できるようになる。
- 自分が1年目につまずいたことをもとに、新人向けのメモやチェックリストを1つ作る。
- プリセプターの指導に同席して教え方を学び、下半期に簡単な手技の説明を担当する。
注意:後輩指導の目標は背伸びしすぎない2年目で「新人を一人前に育てる」と書くと、役割に対して重すぎることがあります。「声をかける」「一緒に振り返る」「補助する」など、自分の立場でできる範囲にしましょう。
リーダー準備・チームへの貢献
- 上半期までに、リーダーの業務の流れを観察し、役割を説明できるようになる。
- 下半期に、先輩のフォローのもとで日勤リーダーの業務の一部を担当し、振り返りを行う。
- 申し送りや報告を、要点をまとめて簡潔に行う。
多職種連携
- 医師への報告を、SBAR(状況・背景・評価・提案)の順で簡潔に行えるようになる。
- カンファレンスで、受け持ち患者さんについて看護の視点から1つ以上発言する。
医療安全
- 与薬の前に、6R(正しい患者・薬・目的・量・方法・時間)の確認を毎回行う。
- ヒヤリハットに気づいたら当日中に報告し、月1回、原因と対策を振り返る。
自己研鑽・キャリア
- 院内研修に参加し、学んだことを病棟で1回共有する。
- 関心のある分野の情報を集め、3年目以降に深めたいテーマを考える。
セルフケア
- 失敗したときは原因と対策を振り返ったうえで、気持ちを切り替える習慣をつける。
- 体調や気持ちの不調を感じたら、早めに先輩や上司に相談する。
ゆい責任が増える2年目は、疲れがたまりやすい時期でもあるよ。自分を大切にする目標を入れておくのも、長く働くためにはとても大事。
【部署別】看護師2年目の目標例文
| 部署 | 目標例文 |
|---|---|
| 急性期・救急 | 急変の前兆に早く気づき、SBARで医師に報告できるようになる。複数の重症患者さんを受け持つときに、優先順位をつけて安全に対応する。 |
| 慢性期・療養 | 長く入院している患者さんの小さな変化に気づき、褥瘡・誤嚥・拘縮の予防ケアを継続する。 |
| 外来 | 検査や処置の介助を一人で安全に行い、患者さんにわかりやすく説明できるようになる。 |
| 手術室 | よく担当する術式の流れを理解し、一人で器械出しを担当できる術式を増やす。 |
| 精神科 | 患者さんとの関わりで、安全に配慮しながら治療的なコミュニケーションを実践する。 |
2年目の目標管理シート記入例
記入例① 看護実践を中心にしたい人
目標9月までに、受け持ち患者さんを一人で安全に担当し、急変の前兆に気づいて適切に報告できるようになる。
行動計画①よく受け持つ疾患の観察ポイントを月1テーマ整理する②急変の事例を振り返りノートにまとめる③週1回、先輩にアセスメントを確認してもらう。
評価指標受け持ちを安全に担当できたか/急変時の初期対応の流れを説明できるか。
行動計画①よく受け持つ疾患の観察ポイントを月1テーマ整理する②急変の事例を振り返りノートにまとめる③週1回、先輩にアセスメントを確認してもらう。
評価指標受け持ちを安全に担当できたか/急変時の初期対応の流れを説明できるか。
記入例② 後輩への関わりも意識したい人
目標年度内に、自立して看護を行いながら、新人の身近な相談相手として基本技術を根拠とともに伝えられるようになる。
行動計画①新人が困っている場面で自分から声をかける②プリセプターの指導に同席して教え方を学ぶ③下半期に手技の説明を1つ担当する。
評価指標新人から相談される関係ができているか/手技の説明を担当し振り返ったか。
行動計画①新人が困っている場面で自分から声をかける②プリセプターの指導に同席して教え方を学ぶ③下半期に手技の説明を1つ担当する。
評価指標新人から相談される関係ができているか/手技の説明を担当し振り返ったか。
記入例③ リーダーを見据えたい人
目標3月までに、先輩のフォローのもとで日勤リーダーの業務を担当し、チーム全体を見て動く視点を身につける。
行動計画①リーダーの1日の流れを観察して記録する②月2回、リーダーのシャドーイングを行う③申し送りと業務調整の一部を担当する。
評価指標リーダー業務の担当と振り返りの実施/報告・連絡・相談が的確にできているか。
行動計画①リーダーの1日の流れを観察して記録する②月2回、リーダーのシャドーイングを行う③申し送りと業務調整の一部を担当する。
評価指標リーダー業務の担当と振り返りの実施/報告・連絡・相談が的確にできているか。
面談での振り返りコメント例
達成できたとき受け持ち患者さんを一人で安全に担当できるようになり、急変の前兆に早めに気づいて報告できる場面が増えました。今後はアセスメントの根拠をさらに言葉にできるよう、事例の振り返りを続けます。
あと一歩だったときリーダー業務の観察はできましたが、実際に担当する機会が少なく、一部の参加にとどまりました。次期は月2回のシャドーイングを続け、担当につなげます。
2年目の目標でやりがちなNG例
| NG例 | 理由 | 改善例 |
|---|---|---|
| 患者さんに寄り添う看護をする | 抽象的で評価できない | 受け持ち患者さんの思いを聞き、看護計画に反映して月1回評価する |
| 知識をつける | 何をどこまでか不明 | よく受け持つ疾患の観察ポイントを月1テーマ整理する |
| 後輩をしっかり指導する | 2年目には役割が重すぎる | 新人に声をかけ、基本技術を根拠とともに伝える |
| リーダーができるようになる | 段階を飛ばしている | リーダー業務を観察・シャドーイングし、一部を担当する |
2年目の目標に関するよくある質問
目標はいくつくらい立てればいいですか?
職場の様式によりますが、3つ前後が目安です。「看護実践」「後輩・チームへの貢献」「リーダー準備または自己研鑽」から1つずつ選ぶとバランスがよくなります。
後輩がいない、リーダー業務もない場合は?
無理に書く必要はありません。看護実践と自己研鑽を中心にし、「リーダー業務を観察する」「新人が入ったときに備えて手順を言葉にしておく」など、準備の段階の目標にすると自然です。
目標が思いつきません。
「今いちばん不安なこと」「先輩に頼りがちな場面」を書き出し、それを「できるようになる」に言い換えてみましょう。
面談で目標を差し戻されました。
多くは「抽象的」「達成を確認できない」ことが理由です。期限・具体的な行動・確認方法を足して書き直してみましょう。
まとめ
- 2年目は、一人で受け持ちを担いながら、後輩やチームに目を向け始める時期
- 目標は「自分の看護実践」「後輩・チームへの貢献」「リーダーや専門分野への準備」の3つの視点でバランスをとる
- 「いつまでに・何を・どのレベルで」を入れて、SMARTで具体的に書く
- 後輩指導やリーダーの目標は、自分の立場でできる範囲にする
- 面談では、未達成の項目も「原因と次の行動」を添えて振り返る
2年目の一年は、看護師としての土台を広げる大切な時期です。例文を自分の病棟に合わせて書き換え、実践につながる目標を立ててみてください。