看護学生の就職活動|いつから始めるかと病院の選び方

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「看護学生の就活って、いつから始めればいいの?」「病院はたくさんあって、どう選べばいいかわからない」「実習と国試の勉強で忙しいのに、就活まで手が回らない」——看護学生の就職活動は、実習や国試対策と重なるため、計画的に進めることが大切です。

この記事では、看護学生の就職活動のスケジュールと、後悔しない病院の選び方をまとめました。病院見学や面接の準備、内定後にすることまで紹介します。

この記事でわかること
  • 看護学生の就職活動のスケジュール
  • 病院を選ぶときに比べたいポイント
  • インターンシップ・病院見学の活用法
  • 履歴書・小論文・面接の準備
  • 内定後にすること
編集部ゆい

最初の職場は、看護師としての基礎をつくる大事な場所。給料や知名度だけでなく、「自分が成長できるか」「続けられそうか」の視点で選んでほしいな。

目次

看護学生の就職活動のスケジュール

看護学生の就職活動は、一般の大学生と比べて早めに始まる傾向があります。病院によって時期は異なりますが、目安は次のとおりです(3年制の専門学校・4年制大学の最終学年の1年前から)。

時期の目安やること
最終学年の前年の夏〜秋どんな分野・病院で働きたいか考える。説明会やインターンシップに参加し始める
前年の冬〜春病院見学・インターンシップに参加する。志望先を絞る
最終学年の春〜夏応募書類を準備し、採用試験(面接・小論文・筆記)を受ける
夏〜秋内定。内定がまだの人は、二次募集や秋以降の募集に応募する
冬〜2月国家試験の勉強に集中する
3月国家試験の合格発表、入職の準備

学校によっては、就職ガイダンスや卒業生の話を聞く機会もあるので、積極的に参加しましょう。人気のある病院は、早い時期に募集が締め切られることがあります。気になる病院の採用スケジュールは、早めにホームページで確認しておきましょう。

まずは自分の希望を整理する

病院を探す前に、次の質問に答えてみると、自分に合う病院の条件が見えてきます。

  • どんな分野に興味がある?急性期、慢性期、小児、母性、精神、在宅など。実習で印象に残った分野を思い出す。
  • どんな看護師になりたい?幅広く経験を積みたいか、特定の分野を深めたいか。
  • どこで働きたい?地元か都市部か、通勤時間、寮の有無。
  • 働き方の希望は?夜勤の有無、休日、プライベートとの両立。
  • 学び方の希望は?教育体制、研修、先輩のサポート。

病院を選ぶときに比べたいポイント

比べるポイント確認したいこと
病院の種類・規模大学病院、総合病院、中小規模の病院、専門病院。急性期か慢性期か
教育体制新人研修の内容、プリセプター制度、クリニカルラダー
配属希望の部署に配属される可能性、ローテーション研修の有無
働き方2交代か3交代か、夜勤の回数、残業の実態、年間休日
給料・福利厚生基本給、夜勤手当、賞与、寮・住宅手当、奨学金の返済支援
離職率新人看護師の離職率、職員の定着状況
雰囲気病院見学で感じたスタッフの表情、学生への接し方

大きな病院と中小規模の病院の違い

大学病院や大きな総合病院は、教育体制が整っていて、さまざまな症例を経験できることが多い一方、配属の希望が通りにくいことや、業務の忙しさが負担になることもあります。中小規模の病院は、一人ひとりへのサポートが手厚いことがある一方、病院によって教育体制に差があります。

どちらがよいかは、自分が何を優先したいかで変わります。急性期以外の選択肢も含めて考えたい人は、新卒でのんびり働きたい看護師へ|職場の選び方も参考にしてください。

編集部ゆい

実習先の病院を就職先に選ぶ人も多いよ。実習で雰囲気を知っているのは、大きな安心材料になるね。

インターンシップ・病院見学の活用法

インターンシップや病院見学は、パンフレットではわからない職場の雰囲気を知るための大切な機会です。

  • 複数の病院を見比べる1つの病院だけでは比べられない。できれば3つ以上見学する。
  • 新人看護師の様子を見る新人がどんな表情で働いているか、先輩とどう関わっているか。
  • 質問を準備しておく教育体制、夜勤に入る時期、休みの取りやすさなど。
  • 見学のあとにメモを残す感じたことを当日中に書き留めておくと、あとで比べやすい。

病院見学で確認したい項目と質問例は、看護師の病院見学|事前準備・確認すべき20項目でまとめています。

採用試験の準備

履歴書・エントリーシート

志望動機、自己PR、学生時代に力を入れたことなどを書きます。実習での経験を具体的に入れると、説得力のある内容になります。履歴書の書き方は看護師の履歴書の書き方を、志望動機の例文は看護師の志望動機の書き方を参考にしてください。

小論文

「理想の看護師像」「チーム医療」「患者さんとの関わりで学んだこと」などのテーマがよく出題されます。過去のテーマを調べ、時間を計って書く練習をしておきましょう。

面接

志望動機、看護師を目指した理由、実習で学んだこと、長所・短所、理想の看護師像などがよく聞かれます。看護師の面接の質問と答え方は看護師の面接でよく聞かれる質問40選でまとめています。

筆記試験・適性検査

一般常識や看護の基礎知識の筆記試験、性格検査やSPIなどの適性検査を行う病院もあります。対策は看護師の適性検査とは?種類・内容と対策も参考にしてください。

新卒の志望動機の例文

例文(急性期病院)成人看護学実習で術後の患者さんを受け持ち、状態の変化を予測しながら観察することの大切さを学びました。貴院は高度な急性期医療を担い、新人研修とローテーション研修が充実していると病院見学で伺いました。幅広い症例を経験しながら、根拠をもって判断できる看護師を目指したいと考え、志望しました。
例文(地域の中規模病院)老年看護学実習で、退院後の生活を見すえた支援の大切さを学びました。貴院は地域包括ケア病棟や訪問看護ステーションを持ち、地域の方の生活に寄り添う看護を実践されています。病院見学で、先輩看護師の方が新人に丁寧に声をかける姿を見て、ここで基礎を身につけたいと思いました。

志望動機には、実習での学びと病院見学やインターンシップで知った病院の特徴を入れると、自分だけの内容になります。

就活でよくある後悔と防ぎ方

よくある後悔防ぎ方
知名度だけで選んだら、忙しすぎて体を壊した夜勤の回数や残業の実態を、見学や説明会で具体的に聞く
希望の診療科に配属されなかった配属の決め方と、希望が通る割合を確認しておく
教育体制が想像と違った新人研修のスケジュールや、プリセプターの関わり方を聞く
友達と同じ病院にしたが、自分には合わなかった自分の希望を整理してから、病院を比べる
募集が締め切られていた気になる病院の採用スケジュールを早めに確認する

入職後に「合わない」と感じることがあっても、看護師の働き方は1つではありません。まずは1年、基礎を身につけることを目標に、無理なく働ける職場を選びましょう。

実習・国試対策と両立するコツ

  • 就活のスケジュールを、実習や試験の予定と同じ手帳やアプリで管理する
  • 病院見学は、実習のない長期休みにまとめて行く
  • 志望動機や自己PRは早めに下書きし、何度も書き直さなくて済むようにする
  • 国試の勉強は、就活中も1日30分でも続ける

国家試験の勉強の進め方は、看護師国家試験の勉強法|いつから始めるかと年間計画で解説しています。

内定後にすること

  • 内定の承諾・辞退の連絡複数の内定がある場合は、期限までに返事をする。辞退するときは早めに丁寧に伝える。
  • 提出書類の準備健康診断書、卒業見込み証明書など、病院から求められる書類をそろえる。
  • 国家試験の勉強内定は国家試験の合格が前提。気を抜かずに勉強を続ける。
  • 入職の準備引っ越しや寮の手続き、入職前の研修への参加、仕事で使う物の準備。

内定から入職までの準備は、看護師の内定から入職前にやることでまとめています。内定を辞退するときの伝え方は看護師の内定辞退の伝え方を参考にしてください。

看護学生の就職活動に関するよくある質問

いくつくらいの病院を受けるもの?
人によって異なりますが、1〜3か所程度を受ける人が多いです。第一志望が不合格だった場合に備えて、二次募集のある病院も調べておくと安心です。
奨学金を借りている病院以外に就職できる?
できますが、契約によっては奨学金の返済が必要になります。契約内容を確認し、返済の方法を病院に相談しましょう。
新卒で病院以外に就職してもいい?
訪問看護ステーションや施設に新卒で就職する人もいます。ただし、新卒向けの教育体制が整っているかを確認しておくことが大切です。
地元と都市部、どちらで就職するか迷う
都市部は病院の選択肢が多く、症例も幅広い傾向があります。地元は生活費を抑えやすく、家族の支えを受けやすいのが利点です。給料だけでなく、家賃や寮の有無、通勤時間も含めて比べましょう。
採用試験に落ちたらどうすればいい?
秋以降に二次募集や追加募集を行う病院もあります。学校の就職担当の先生に相談し、募集情報を集めましょう。面接の振り返りをして、次の試験に生かすことも大切です。
就活で失敗しないためのポイントは?
病院の評判や給料だけで決めず、病院見学で自分の目で確かめることです。教育体制や新人の様子、働き方を比べて、長く働けそうな職場を選びましょう。
まとめ
  • 看護学生の就活は早めに始まる。最終学年の前年から説明会や見学に参加する
  • 病院を探す前に、分野・地域・働き方・学び方の希望を整理する
  • 教育体制・配属・働き方・離職率・雰囲気を比べて選ぶ
  • 病院見学は複数の病院で行い、新人看護師の様子を見る
  • 内定後も国家試験の勉強を続け、入職の準備を進める
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この記事を書いた人

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