看護師におすすめのスキルアップ本10選|分野・レベル別

「スキルアップしたいけど、何から勉強すればいいかわからない」「本はたくさんあるけど、どれを選べばいい?」——看護師の勉強の本は数が多く、選ぶだけで迷ってしまいます。
この記事では、看護師のスキルアップに役立つ本を、仕事の基本から心電図・薬・記録・急変対応・リーダーシップまで10の分野から1冊ずつ紹介します。苦手な分野や、これから伸ばしたい力に合わせて選んでください。
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- スキルアップ本を選ぶ3つのポイント
- 分野別のおすすめスキルアップ本10選
- 10冊の比較早見表
- 新人・中堅・リーダーのレベル別読書プラン
- 忙しくても続く勉強のコツ
ゆいスキルアップの本は「全部読む」より「苦手を1つ克服する」ほうが効果的。まずは今いちばん困っている分野から1冊選んでみてね。
看護師が本でスキルアップする理由
看護の知識は、学校で学んだだけでは現場のすべてに対応できません。配属先の疾患や治療、新しい薬や機器など、働きながら学び続ける必要があります。
本で学ぶよさは、自分のペースで、必要なところをくり返し確認できることです。研修や勉強会では聞き逃してしまったことも、本があれば何度でも見返せます。受け持ちの患者さんのことを調べる「辞書」として使えるのも大きな利点です。
スキルアップ本を選ぶ3つのポイント
1. 今の自分のレベルに合っているか
難しすぎる本は途中で挫折しやすく、易しすぎる本は物足りなくなります。新人なら図解の多い入門書、中堅なら根拠や応用まで書かれた本を選びましょう。
2. 図解・イラストが多いか
心電図やフィジカルアセスメントなど、イメージで覚える分野は、図解が多い本ほど理解が早くなります。
3. 改訂版・最新版か
薬や急変対応などの分野は、ガイドラインの改訂によって内容が変わることがあります。購入するときは、発行年や版を確認しましょう。
分野別・看護師におすすめのスキルアップ本10選
1. 仕事の基本:看護師1年目から身につけたい 一生を支える大切なスキル
新人看護師がつまずきやすい場面での考え方や行動のポイントを、「気づき」としてまとめた本です。報告・相談のしかたや、仕事の段取りなど、看護技術以外の「働く力」を身につけたい人に向いています。
先輩とのやり取りに悩んでいる人は、技術の本より先にこうした本を読むと、毎日の働き方が楽になることがあります。報告のコツは看護師の先輩が怖い・きつい時の対処法でも紹介しています。
2. 心電図:モニター心電図がよくわかる本
病棟で目にすることの多いモニター心電図について、見極めのポイントをわかりやすく解説した本です。「どの波形が危ないのか」を判断できるようになりたい人に向いています。
心電図をさらに深めたい人はおすすめ心電図の本7選で、レベル別の本を紹介しています。
3. 薬:はじめる!つかえる!看護のための薬理学
看護に必要な薬の知識を、基本から学べる本です。「なぜこの薬を使うのか」「何に注意して観察するのか」を理解したい人に向いています。
与薬の場面で「この薬の副作用は?」と聞かれて困った経験がある人におすすめです。薬の本をさらに比べたい人は看護師におすすめの薬の本7選も参考にしてください。
4. 疾患の理解:かんテキ 循環器
疾患の基礎から検査・治療・看護までを、患者さんの姿がイメージできるように解説した「かんテキ」シリーズの循環器編です。領域ごとに複数の巻があるため、配属先に合わせて選べます。
循環器の本をほかにも比べたい人は循環器のおすすめ本7選で紹介しています。
5. 看護記録:看護の現場ですぐに役立つ 看護記録の書き方
看護記録の基本と、場面ごとの書き方を解説した本です。「何を書けばいいかわからない」「記録に時間がかかる」と悩む人に向いています。
記録の例文を見ながら書きたい人は看護記録の書き方|SOAPの例文と事例別テンプレートもあわせて活用してください。
6. 看護過程:アセスメント・看護計画がわかる 症状別 看護過程
症状ごとに、アセスメントから看護計画までの流れを解説した本です。「なぜその看護が必要なのか」を根拠から考えられるようになりたい人に向いています。
看護計画の例文は看護計画の書き方|OP・TP・EPの例文で紹介しています。
ゆいここからは、急変対応や英会話、リーダーシップなど、一歩先のスキルを身につけたい人向けの本だよ。
7. 急変対応:新人・若手ナースのまとめノート 急変対応
急変時に何を観察し、どう動くかをまとめた本です。急変の場面で頭が真っ白になってしまう人が、動き方の流れを事前に頭に入れておくのに役立ちます。
読むだけでなく、院内の急変対応の研修やシミュレーションとあわせて学ぶと、実際の場面で動きやすくなります。
8. フィジカルアセスメント:看護の現場ですぐに役立つ フィジカルアセスメントのキホン
視診・触診・打診・聴診など、フィジカルアセスメントの基本を解説した本です。「なんとなく観察している」状態から、根拠を持って観察できるようになりたい人に向いています。
聴診の道具を見直したい人は看護師の聴診器の選び方も参考にしてください。
9. 英会話:パッと引ける!医療現場で役立つ英会話
医療の現場でよく使う英語のフレーズを、場面ごとに引けるようにまとめた本です。外国人の患者さんへの対応に不安がある人に向いています。
病棟や外来に1冊置いておくと、必要な場面ですぐに確認できます。
10. リーダーシップ:マンガでわかる看護管理 リーダー編
リーダーとしてチームをまとめるための考え方を、マンガで学べる本です。日勤リーダーや主任を任されて、チームのまとめ方に悩んでいる人に向いています。
リーダーとしての目標の立て方は主任・リーダー看護師の目標管理シート例文で紹介しています。
悩み別・どの本から読むか
| こんな悩みがあるなら | まず読みたい本 |
|---|---|
| 先輩への報告がうまくできない | 1. 一生を支える大切なスキル |
| モニターのアラームが鳴ると焦る | 2. モニター心電図がよくわかる本 |
| 薬の作用や副作用を聞かれて答えられない | 3. 看護のための薬理学 |
| 疾患の全体像がつかめない | 4. かんテキ 循環器(配属先の巻) |
| 記録に時間がかかる | 5. 看護記録の書き方 |
| アセスメントが書けない | 6. 症状別 看護過程 |
| 急変が怖い | 7. まとめノート 急変対応 |
| 観察に自信がない | 8. フィジカルアセスメントのキホン |
| 外国人の患者さんへの対応が不安 | 9. 医療現場で役立つ英会話 |
| リーダーとしてのまとめ方に悩む | 10. マンガでわかる看護管理 リーダー編 |
10冊の比較早見表
| 本 | 分野 | おすすめのレベル |
|---|---|---|
| 一生を支える大切なスキル | 仕事術・コミュニケーション | 新人〜若手 |
| モニター心電図がよくわかる本 | 心電図 | 新人〜中堅 |
| 看護のための薬理学 | 薬 | 看護学生〜新人 |
| かんテキ 循環器 | 疾患と看護 | 新人〜中堅 |
| 看護記録の書き方 | 看護記録 | 新人〜中堅 |
| 症状別 看護過程 | アセスメント・看護計画 | 看護学生〜新人 |
| まとめノート 急変対応 | 急変対応 | 新人〜若手 |
| フィジカルアセスメントのキホン | 観察・アセスメント | 新人〜中堅 |
| 医療現場で役立つ英会話 | 英会話 | 全レベル |
| マンガでわかる看護管理 リーダー編 | リーダーシップ | 中堅〜リーダー |
本を買う前に確認したいこと
- 中身を少し読んでみる:書店や試し読みで、文章や図の見やすさが自分に合うかを確認する
- 職場にある本を確認する:病棟に置いてある本で足りる場合もある。先輩におすすめを聞くのも有効
- 発行年と版を確認する:薬や急変対応の本は、できるだけ新しい版を選ぶ
- 持ち歩くか、家で読むか:持ち歩くならポケットサイズ、じっくり読むなら大きめの本
シリーズ本の上手な使い方
「かんテキ」や「ナースのためのスキルアップノート」のように、同じシリーズで複数の分野が出ている本は、配属先や苦手な分野の巻から1冊ずつそろえると、構成が同じなので読み進めやすくなります。異動したときも、新しい領域の巻を追加すれば学び直しがスムーズです。
レベル別の読書プラン
| レベル | おすすめの組み合わせ | ねらい |
|---|---|---|
| 新人(1〜2年目) | 仕事の基本+看護記録+急変対応 | 日々の業務をスムーズにし、急変への不安を減らす |
| 中堅(3〜5年目) | 心電図+フィジカルアセスメント+疾患の理解 | 観察と判断の根拠を深める |
| リーダー・主任 | リーダーシップ+看護過程(指導用) | チームをまとめ、後輩の指導に活かす |
1〜2年目向けの本をさらに比べたい人は看護師の勉強におすすめの本7選、レベル別の参考書は現役看護師におすすめの参考書7選も参考にしてください。
本以外でスキルアップする方法
- 院内の勉強会・研修:職場の手順に沿った内容を学べる。わからないことをその場で質問できる
- 先輩の看護を見て学ぶ:観察のしかた、声のかけ方、記録の書き方など、本にない実践の工夫が学べる
- 外部の研修やセミナー:専門分野を深めたい人や、他の病院の取り組みを知りたい人に
- 資格の取得:認定看護師などの資格で、専門性を高める道もある
資格でスキルアップしたい人は認定看護師の19分野一覧や看護師のダブルライセンスおすすめ9選も参考にしてください。本で基礎を固め、現場や研修で実践する流れをつくると、スキルが身につきやすくなります。
忙しくても続く勉強のコツ
- 苦手な分野を1つ決めるいちばん困っている分野の本から始めます。
- 1日1項目だけ読む通勤や休憩の10分で、1つの項目だけ読みます。
- その日の患者さんと結びつける受け持った患者さんの疾患や薬を、本で確認します。
- 付箋やメモで振り返る大事なところに印をつけ、あとで見返せるようにします。
- 学んだことを現場で使う観察や記録で、学んだことを意識して実践します。
よくある質問
スキルアップ本は何冊から始めればいいですか?
古い版の本でも大丈夫ですか?
電子書籍でも勉強できますか?
職場の勉強会と本、どちらを優先すべきですか?
勉強する時間がとれません。
新人のうちに読んでおくべき本は?
配属先が決まっていない場合は、どの本を選べばいいですか?
先輩におすすめの本を聞いてもいいですか?
本を読んでも覚えられません。
勉強した内容はどう記録すればいいですか?
スキルアップ本は経費や補助の対象になりますか?
転職前に読んでおくとよい本はありますか?
マンガの本でも勉強になりますか?
同じ分野の本を何冊も持つ必要はありますか?
- スキルアップ本は、レベル・図解の多さ・最新版かどうかで選ぶ
- 仕事の基本・心電図・薬・疾患・記録・看護過程・急変・フィジカル・英会話・リーダーシップの10分野から選べる
- 新人は業務と急変、中堅は観察と判断、リーダーはチームづくりを中心に読む
- 1日1項目、受け持ちの患者さんと結びつけて読むと続けやすい
- 本の内容より職場の手順を優先し、迷ったら先輩に確認する
スキルアップは、1冊の本、1つの項目から始められます。今の自分に必要な分野を選んで、毎日の看護に少しずつ活かしていきましょう。